「宿命」は変えられない~なぜ、今の誕生日を選んで生まれて来たのか PART.20

恋愛と過去生の関係性「過去生からのご縁について」

恋愛がスムーズにいっているときは意識しませんが、恋愛・結婚で問題が起きると、「あんなにも好きだったのに、今では大嫌いになってしまったけど、なぜだろう?」と、思うことがありませんか?

逆のパターンで「大嫌いだった人が恋しく感じたりするのは、どうしてだろう?」と、感じたりすることもあるでしょう。恋愛問題で鍵となるのは、実は過去生からの因縁、カルマ、価値観などと関係があるからなんです。

恋愛は普通の人間関係とは異なり、「一目惚れ」「一瞬見ただけで惹かれてしまった」「なぜだから分らないけど、相手のことが気になってしまう」という状態になりやすいようです。その理由は、「過去生と今の恋愛には、関係がある」からです。もう何度も申し上げていますが、この世に生きている人は必ず、過去生を体験し、現代に生まれ変わっています。

私たちの魂は突然どこかからパッ!と、この世界に現れたものではなく、あらかじめ過去に幾度も魂の成長のために経験し、今の現世に生まれ変わっているのです。ですから、現世での体験で果たせなかった目的も含めて、過去生から持ち越した課題(カルマ)が残っています。

カルマをとどう向き合うか

カルマを持ち越していない人は皆無です。その課題の多くが、「恋愛と親子関係」というカルマを持ち越しています。親子関係が複雑過ぎて、自分を否定してしまい恋愛に至らないケースも少なくありません。

恋愛をすることで「愛」を学ぶことを体感でき、人間としての喜びを齎してもくれますが、愛する過程で、とても強いマイナスの感情をもたらすこともあるでしょう。

過去生で、親子関係で起きた悲しみが生まれ変わった後でも刻印されて、両親に対してマイナスの感情を持ったまま、自分自身の中で浄化できずに、自分が恵まれない理由は、「こんな親がいるからだ!」と恨みや憎しみ、自我が芽生えて来たときに、無意識に困惑してしまう原因は、自分自身の魂の奥に深く刻まれているからなのです。

カルマ(業)というものは、自分のなかで否定的な想いが強ければ強いほど、何度も生まれて変わっても繰り返し、人生の課題として現れてきます。ですから、親子関係、恋愛関係の過去生で負った傷が深ければ深いほど、現世でも生まれ変わった後に、同じ相手と顔形は変わったしても、同じような課題を解消するために関係性を再現していることは少なくないようです。

親子関係の場合、自分が親になってから課題が現れる場合もあります。恋愛関係、親子関係はとくに、深い魂レベルで繋がっているグループソウル、ソウルメイトですから、過去生からの関係を続けながら、霊的向上を目指しながら、自分のカルマの解消も含めて、魂の浄化が必要になって来ます。どんなに困難な課題であったとしても、それが過去生からの因縁であったとしても、癒せない心の傷はありません。

過去生からのカルマも、前世で学ぶ中で、もともとは自分が築き上げた結果であり、心の傷が原因で出来たものだったりします。ですから、自分自身を知り、そして、深く癒して行くことができれば、過去生からのカルマもすこしずつ解消して行くことが出来ます。

ありがとうございます。

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