都会人は自然欠乏症!アンドルー・ワイル博士の愛弟子が伝授する健康ライフ

都会人は自然欠乏症!アンドルー・ワイル博士の愛弟子が伝授する健康ライフ

Trinityでも取材にご協力をいただいた、朝霧高原診療所院長であり、富士山靜養園園主の山本竜隆先生。アンドルー・ワイル博士から直接統合医療を学んだ医師でもあります。8月の癒しフェアで講演を行う山本先生に、健やかな心・身体・魂を育む生活について伺いました。

統合医療の実践への道のり

山本先生:
アンドルー・ワイル博士の元で学んだ時、「自分が目指すもの、目指す方向性は間違っていない」と確信しました。アリゾナ大学で学ぶ以前は、周囲の人たちは「統合医療? 何わけのわからないことを言っているんだ」という反応が大半でした。統合医療、代替医療という言葉が国内ではほとんど通じない状態だったんです。そんな状況でも私自身は、西洋医学と、いろんな医学を合わせて取り組んでいきたい、という想いを強く持っていました。

博士の元で学んだ後、東京で統合医療を実践し始めたのですが、初期は試行錯誤の連続でした。統合医療と言っても、自分自身が自然とかけ離れた生活をしている、ということにも違和感がありました。その違和感を払しょくしようと、海外のいろんな地域で実践されている統合医療の視察に回っているうちに、だんだんと自分がやりたい統合医療が見えてきました。自然に密着した医療を行いたい、というヴィジョンが明確になったのです。

そして4年半かけて土地を探し、富士山麓の地で、統合医療を実践するに至りました。靜養園はまだ始まったばかりですが、マクロビオティックを実践する方々など、全国からさまざまな参加者がいらっしゃって下さることを喜ばしく感じています。

自然と密着した生活

自然のなかで生活していくなかで実感したことは、自分たちは脇役であり、あくまで主役は自然だ、ということです。自然とどう対話するか?これが問題です。皆さんも一度、この地(富士山靜養園)に来てみて、直接感じてみてください。静寂とは何か? 闇とは何か?ということを自然は教えてくれます。

都会で自然に触れる機会をつくる

とはいっても、都会から気軽に離れられない方もたくさんいらっしゃると思います。都会だってできることはたくさんありますよ。東京の人にお勧めなのは、歩くことです。ひと駅分歩くだけでも違います。自分が東京に住んでいた頃は、夕飯を食べに行った帰りに家まで歩いて帰るなどして、積極的に歩く機会をつくっていました。

公園に行って緑を感じてみるのでもいいですね。運動するためにジムに行くのもいいけれど、どうせなら公園でジョギングするなど、自然を感じてみてもいいでしょう

自然の摂理に叶った生活を意識しよう

都会人は、自然欠乏症に陥っている人も多いのではないかと思います。「エコ」という言葉が出てきて久しいけれど、夜中でも電気をつけて、遅くまで平気で起きていたりする。それってエコとは言えませんよね。

都会で働いていたらなかなか難しいかも知れないけれど、自然の摂理にかなった生活が大事です。夕方になったら電気を消して、朝は朝日を浴びてみる。身体が感じる明るさを意識してみてください。

食べ物だったら、「身土不二」と言われるように、土地のものや旬のものを食べること。食材に気を配って、加工品は成分をチェックする。信頼できる所から買う。宅配の野菜などをとってみるなど、自分なりに工夫してみてはいかがでしょうか。自分にとってのサポーターを探してみるのもいいかも。セラピーでも、ジョギングでもハイキングでもいいので、自分はこれで癒される!というのがわかっていると、いざという時の助けになると思います。

ポイントは、自分が心地いいと感じるもの、自分に合うものを探すこと。一般的にこれが流行っているから、というのではなく、流行はきっかけにはなるけれど、安心感を得られるものだったり、自分にしっくりくるものが本当に自分にフィットしたものだと言えると思います。

 

【Profile】

やまもとたつたか
朝霧高原診療所院長、富士山靜養園園主
聖マリアンナ医科大学、昭和大学医学部大学院卒業。
米国アリゾナ大学医学部統合医療(Integrative medicine)Associate Fellow(2000年~2002年)修了。タニクリニック副院長(東京・日比谷)、聖マリアンナ医科大学予防医学助手、統合医療ビレッジ総院長(東京・四谷)、中伊豆温泉病院内科医長、(株)小糸製作所静岡工場診療所所長・統括産業医などを経て現職。富士山麓のレイライン上にリトリートを開設。
富士山靜養園 http://mt.fuji-seiyoen.com

<information>
山本竜隆先生が、8月4日(日)に「癒しフェア2013 in TOKYO」にて講演します!
詳しくはコチラ