IRODORI式スッキリ爽快イメージ法~寝苦しい夜こそ修行の時~

暑さ対策の基本と、お手軽に涼を取る方法

暑いですね。どうしてこんなに暑いのでしょう。
ちょっと家事をしようとしたり、外出しようとしたりすると汗がダラダラと垂れて来ます。夜も寝苦しいですし、朝もスッキリ気分は何処へやら……。エアコンをつけたらつけたで涼しいですが、節電もしたい気もします。酷い時なんて意識がもうろうとして頭がフラフラして倒れそうになる事もあったりしませんか? 夏も始まったばかりだというのに、これから益々暑くなると思うと気が滅入ってしまいますね。

というわけで、暑いです。これからもっともっと暑くなるので今のうちから暑さ対策をしっかりと身につけておきましょう。

基本は「食事・運動・睡眠」です。これは暑さに関係なく大切ですが「暑いから食欲がない。運動したくない。眠れない……」などと言わず、出来るだけ良い習慣を心掛けて下さい。もちろん、水分不足には気をつけて、お水はたくさん飲んで下さいね。

身体的に体温を下げたい時のお手軽方法は、ペットボトルに水を入れて凍らせます。それを2本用意して脇の下に挟んでみて下さい。さすがに人前では出来ないかもしれませんが、自宅にいる時は開き直ってやってみることをお勧めします。ペットボトルは好みに合わせてタオルを巻くなどの対処をして下さいね。熱が出た時など、とても効果的です。これは、医療従事者もよく使うテクニックです。

心を涼しくするイメージング

さて。次に精神的な涼しさの話をします。
「心頭を滅却すれば火もまた涼し」という言葉を聞いた事があると思います。ちょっとだけ解説すると「心頭」は「心」「滅却」は「消し去る」という意味です。つまり、「暑いと思う心を消しされば涼しくなるよ」ということです。そんなこと、言われなくてもわかっているわけで、その方法がわからないからみんな困っているんです。

そこで、今回はIRODORI式スッキリ爽快イメージ法を伝授します。慣れるまでは時間がかかるかもしれませんが、真夏までにしっかりと習得しておけば精神的にかなり楽になると思います。ぜひ、覚えて下さいね。

基本は「色彩呼吸法」です。色想い浮かべて呼吸する方法です。色彩のイメージを呼吸に乗せることで、色彩効果が心身に影響を与えるというメソッドです。

ということは簡単に予想できるかもしれませんが、ずばり「寒色」をイメージすると良いと思いますよね。具体的には「青」などを連想すると思います。もちろん正解です。ただ、これだけでは面白くありませんので、もう少し細かく色彩呼吸法を楽しんで行きましょう。
ずばり、クリアで明るめのブルーの方がどんより濁ったダークなブルーよりも涼しい感じがしてくるのです。俗に言う「水色」とかが代表格かもしれませんね。もちろん、好みや個人的な感覚もあるとは思いますが、その辺の明度や彩度なども、状況に応じて頭の中で変えて楽しんでみて下さい。

それが慣れてきたら、色だけではなく「冷たさ」そのものもイメージして見て下さい。たとえば冷たい水でも、氷でも良いです。ヒンヤリでもゾクゾクでも構わないので練習して見て下さい。

これらを出来れば朝と寝る前に行う事をおススメします。というのも、朝は暑さでだらけているとスムーズに1日が始まりませんし、夜、気分をクールダウンした方が、安眠にもつながって健康的だからです。

もちろん、部屋の温度を実際に下げる事も、衣類を工夫する事も大切です。ただこのスッキリ爽快イメージ法を身につけたら、いつでも何処でもお手軽にできますし、気分もスッキリできます。ぜひ、試してみて下さいね。くれぐれも、身体を冷やし過ぎて風邪などを引きませんように。