フランス最新オーガニック情報!心身デトックスでパワーアップPART.1~パリの休日

はじめまして。フランスのオーガニックブランドの輸入販売などを行っているベルナール久美子と申します。これからTrinity WEBで、フランスのオーガニック事情やおススメのパワースポットなどをご紹介して参ります。

フランスは今年に入ってから、異常気象に見舞われています。パリでは暖房器具なしでも生活できるほどの暖冬だったかと思えば、暖かな陽気のはずの5月は寒く、6月にはアルプス地方では雪が降りました。

フランスを訪れた観光客が驚くことの一つとして挙げられるのが、日曜日にお店が一斉に閉まることです。フランスの第一宗教は昔からのカトリック。キリスト教では、日曜日は休息日です。近年では、時代の波に押され、カルフールなどの大型スパーマーケット系列のコンビニのようなミニスーパーは日曜日も営業しています。でも、これは食料品店だからなのです。日本から観光に訪れた方たちは、お目当てのブランド店がお休みでがっかりされることもしばしば。「日曜日は何処に行って観光してよいのやら」という声もよく耳にします。そこで今回は、ガイドブックには載っていない、日曜日のパリの過ごし方をレポートします。

パリの日曜日おススメコース~心身デトックスでパワーアップ!

【マルシェビオ(MarchéBio)…オーガニックのマーケット】

フランス語でオーガニックは「BIO(ビオ)」と言います。マルシェビオで新鮮な果物をいただいて、体内デトックスはいかがでしょうか。メトロ12番線のレーヌ駅上で日曜日に開かれるこの青空朝市は、野菜・肉・チーズ・魚を中心に、有機栽培の生鮮食料品のスタンドが立ち並ぶマルシェビオとして知られています。

可愛いプレッサーで搾られる新鮮なオレンジジュースは、一杯2,40€とお手頃価格。「このオレンジはオーガニック?」「もちろんそうよ。このスタンドの野菜や果物は全部BIO(ビオ)。」とマダムは答えながら、ジュースをコップに注いでくれました。搾りたてのオレンジジュースはとても美味しく濃厚な味で、大地のパワーがそのままギュッと詰まっている感じです。これはまさにデトクシカシオン*です。オーガニックの大地の恵みは、身体をデトックスすると同時に、身体が必要としているエネルギーを与えてくれる感じがします。日曜日に行くところがない、という時は、マルシェで大地の味を堪能してみてはいかがでしょうか。


有機栽培だから品質面も安心です。

* Détoxication:フランス語で解毒作用を意味する言葉。日本では体内の毒素を排出する意味になります。

身体をデトックスしてパワーアップしたら、心も浄化しましょう。

「奇跡のメダル教会」~祈りの空間で心を浄化~

マルシェからも歩いて行ける距離ですが、メトロ12番線セーブルバビロン駅下車、ボン・マルシェ(世界最初のデパート)の間の小さい通りを入ってすぐの教会です。この教会は「奇跡のメダル教会(Chapelle NotreDamedelaMédailleMiraculeuse)と呼ばれ、多くの信者が祈りに訪れます。教会の奥の壁画がブルーの色調で聖母マリアの出現と天使を描いている為、教会内部が明るく感じます。


礼拝堂内部の右下には、聖女カタリナのご遺体が安置されています。中央の壁画は1830年7月18日の「聖母マリア」出現の様子を描いたもの。

「奇跡のメダル」という名の由来は1830年にさかのぼります。7月18日の深夜、カタリナという名のシスターは「シスター、起きなさい。礼拝堂でマリア様がお待ちです。」という天使の声を聞きました。聖母マリアが現われたのです。そして2度目の聖母出現の時、シスター・カタリナは「メダルを作りなさい。それを付ける人には恵みがあるでしょう。」というマリア様のお告げを受けたのです。そしてコレラが蔓延した際、多くのメダルが配られ、コレラが鎮まったことから、いつしか「奇跡のメダル」と呼ばれるようになったといわれています。私が訪れた時も、教会の入口で車椅子の人とすれ違いました。教会は中に入ると小道になっていて、多くのシスターがいました。彼女たちは訪問者の話を聞き、祈りをささげています。祈りの場は静謐な空間。そこに居るだけで心が休まり、浄化されます。

※ご注意
・昼休みは入れません。
・教会なので服装や手荷物にお気を付けください。
これからもフランスの最新オーガニック&癒し情報をお届けして参りますのでお楽しみに!