エンジェル・セラピスト(R)夫婦のスピリチュアル子育てPART.2~魂を迎え入れるために~(潤治編)

ソウルメイトとの結婚

AQUA MIXT は僕、水本潤治と妻、寛子の夫婦ふたりで運営するセラピーサロンの名前です。お互いに個人が幸せになるためにはどう社会に貢献すればいいのかとあれこれと探し続けていた時に2人は出逢いました。

未来のヴィジョンを一緒に叶えようと、お互いのことはよく知らずに恋愛期間なく、すぐに結婚しました。「ソウルメイトと出会って結婚」

と言えば、何か運命的なものを感じますが、結婚してからの数年は、未来の共通のヴィジョンを叶えるために試行錯誤の日々でした。

そして、共通のヴィジョンが形になり、AQUA MIXT が軌道に乗り、時間は過ぎていきました。ふたりともアラフォー世代になり、あらためて子作りという課題にお互いに向き合うことになるのでした。それまでにも、僕も彼女も課題がありました。

夫婦がそれぞれ持つ課題を克服する

お互いがその家族に生まれた理由や大人になってからの人生での彷徨、自分らしく生きることの勇気など。

それらの課題に、いろいろな機会が与えられて取り組んできましたが、今回はお互いが「父親になること」「母親になること」を選択肢のひとつとして取り組む機会が与えられたわけです。時間はさかのぼりますが、1度目の結婚でも、僕はいろいろな機会が与えられていたのですが、ことごとく、それらに向き合うことなく逃避していたのでした。

1度目の結婚で、取り組めなかった僕の課題は…
“自分の父親を認めること、そして僕自身が父親になること” です。
子供はみんな愛し合った両親から生まれてくるはず。
「あなたのお母さんとお父さんが愛し合ったから、あなたは生まれてきたんだよ」
と子供の頃に学校で教えてもらったような気がします。
しかし、僕の場合、両親を見ていて、本当にふたりは愛し合って結婚したのだろうか?
という疑問を幼い頃から感じざるをえませんでした。

幼い頃、毎晩くり返される夫婦喧嘩に僕は、ふとんをかぶってその時間が過ぎ去るのを待つしかできませんでした。本当に愛し合ったから僕が生まれてきたんだろうか? 幼い頃のその問いの答えを大人になってから探し出すのですが、見つけるまで時間がかかったような気がします。
今だって、それが答えなのか、自分を疑うこともあります。

AQUAMIXT では、夫婦喧嘩から学びがあるとお伝えしていますが、僕が幼いころに両親のしていた夫婦喧嘩は、ただただ、相手を傷つけ、乱暴をするだけでした。

父の母に対する言動は、子供ながらにショックなことが少なくありませんでした。
“父のようになりたくない”
というのが、幼い頃の僕のモチベーションであったと思います。
父親が反面教師だったわけです。

「父親のように感情に流されて、自分を見失うのは人間失格である。
僕は絶対にそうならない、なったらこの世の終わりだ。」
小さい僕の大きな決心でした。
大人になり、それと同じくらい心の奥底から湧きあがってくるのは…
“もしかして、家庭を持ったら、父のようになってしまうのではないか?”
“僕も暴力をふるい、相手を傷つけて、家族に優しくなれないのではないか?”
なので、“お父さんに似ているね” と人に言われるのが、とても嫌なことでした。
…と同時に怖ろしくもありました。

結婚して、子供を持つようなことがあったら…、
その子供に僕はあの父のように振る舞ってしまうのではないか…、
と思うと怖くて仕方がないのです。

そういうことを考えるのも嫌だったので、いつの間にか思考停止状態になっていったのでした。思考停止状態のまま、1度目の結婚は幕を閉じました…。

父と母がいて、そのふたりのもとに生まれてきた意味は?
愛し合ったわけでもないふたりのもとに生まれてきた意味は?
「愛し合っていないふたりから、どうして僕は生まれてこなくちゃいけなかったんだ!」
完全に人生という大海で漂流していた1度目の結婚を終えた頃の僕でした…。

そして、寛子と出会い、魂を迎え入れる準備をするのでした。

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