どのような時間の使い方をするかで人生が決まる~付き合いのいい人である必要はない!

人付き合いに惑わされない

若い頃は「あの人は付き合いがいい」と言われると褒めてもらっているようで嬉しくなることもあるでしょう。特に予定がない時に会ったり、情報交換ができるお誘いがくれば、「ちょっと、行ってみようかな?」と出かける人も少なくないかもしれません。

全く誘われないのも、嫌われているようで寂しい気もしますが、誘われる生活は一見楽しく充実しているように思えますが、歳を重ねて行く途中、誘いを断ち切れずに、同じパターンを繰り返し続けると、40代・50代・60代になっても、自分の時間が持てなかったと後悔してしまわないようにしたいものです。

断る理由がないから、ずるずると誘われるままに会社の帰りにお茶をしたり、飲みに行ったりする習慣を続けてしまい、誘われ人生を続けてしまった結果、ある日、家族との仲が崩壊していた……なんてことにならないように、既婚者の方は注意した方が良いでしょう。

思い出づくりになるイベントの参加などは、是非参加するとよいでしょうが、ダラダラと誰かの悪口や他愛のない話を続けるような誘いはあまり面白いとは言えません。付き合えば、仲間内で面倒な関係が生じ、付き合わなければ噂される関係は、お互いの精神状況に悪影響です。参加したいと思う時だけ参加することができる環境であれば、その方が、後々失うものが少ないでしょう。

自分の未来を考えた時に何を目指すのか……。いつも誘われて参加し続けると、「あの人は付き合いがいい」とは思われるでしょうが、あなた自身の気持ちを尊重した方がよいでしょう。お子さんとの思い出づくり、家族との思い出づくり、歳を取り始めた親との思い出づくり……。

その思い出は、あなただけではなく家族も同じ思い出として共有できるのです。あの時、忙しいという理由で断れず誘われるままに出かけてダラダラ使った時間は返って来ません。寂しいから、暇だから、断れないからという理由で、あなたが「時間の使い方」を工夫しなかったために、あなたが困った時に助けてくれない友人関係ですか? 会えば悪口大会になるような大勢のなかに居ても、本当に困った時に助けてくれる友人をつくることは出来ません。

長い人生、何が起こるか分かりません。
会社の倒産、リストラ、親の介護、病気、子供の問題……。そんな問題が浮上した時に、家族の支え、そして、本当に困ったときに助けてくれる人の存在が一人でもいれば、あなたは幸運な人でしょう。あなた自身が成長したいと願うのであれば、「自分自身を振り返る時間」を定期的に持つことです。

しかし、会社では仕事に忙殺され、週末やたまの休みは家族サービスや掃除、洗濯など……。自分の時間を振り返る時間を簡単につくることは難しくなっていきます。時間が出来た時に……、と思っていると、気づけばもう時間がだいぶ過ぎ去っていた、と言うことにもなりかねません。

自分で時間をつくり出せることに気づく

時間を無駄にしない人ほど、多忙ななかで社会貢献している人が多いようです。それは、自分でコントロールして時間をつくり出すことができるからです。どうしてそれができるのかというと、自ら「こうしよう!」「あのようにしよう!」と、考えながら、「余裕がない」「時間がない」という不満を解消しているからです。また、忙しい人ほど本を読み、新しい知見を得ています。

そして、その知識を活かし仕事の作業をスムーズにしたり、深い知識や理解を身につけていると、何かしらの意識決定を迫られるときに、必ず役に立ちます。この世は過去20年間前から二極化が進んでいます。どのような未来を歩んで行きたいのかによって、あなたの生き方も変わって行くことでしょう。ここ最近は、何事も自己責任で自分の行動は自分が決めたことですから、誰かのせいではありません。

一日の24時間という時間は貧乏な人、お金持ちにも平等に与えられます。お金をたくさん持っているから、時間を余分に貰えるわけではありません。時間の使い方が上手い人ほど、金銭的にも余裕があり、自分自身の時間を持つことができるのも確かです。その隠された意味は、自らの創造力を武器にして、何かをつくり出そうとするとき、「安定」という陽炎のようなおとぎ話を鵜呑みにしないからだろうと思えます。

真面目に学校に通い、良い成績を取り、良い会社に就職して、安定した収入を確保し続ければ、老後は安泰だと言われた時代は終わっています。安定感を求める心理の背景には、恐怖がつきものです。たとえば、自分で会社を経営していたり、自由業、フリーランスのような仕事に行っている人は「安定」という文字を手にいれるには自分の才能を評価して貰う必要があるため、自分に自信があり、自分の価値を知り、その価値を上手く人に伝えるすべを心得ています。

ただ、すぐにこの「自信」は湧いて来ません。
日々、どのように時間を使ったかによって、差が開いて来ることを覚えていてください。あなたの人生を後悔しないためにも、もっと、時間を活用することをお勧め致します。そうすることで、あなたの未来は、自信とともに、他者のために何かができる人になっていることでしょう。

 

ありがとうございます。