シェフ佐藤の食と自然治癒力PART.29~「便秘は病の始まり」

シェフ佐藤の食と自然治癒力PART.29~「便秘は病の始まり」

血液の汚れが、便秘を生む

便秘は病の始まりといっても過言ではありません。なぜなら、便秘になるということは血液が汚れてしまっているということです。血液でも飲酒運転の検査ができるくらいですから、胃腸へ入ったものは血液に流れ込む仕組みになっているのです。

特に、冷蔵庫に入れないと腐りやすいという食品ほど血液を汚します。例えば、体温ほどの36℃以上の場所に食べ物を置くとどうなるでしょうか。想像していただければ納得できると思います。動物性食品ほど腐敗しやすいことが分かります。健康で快適な生活をするには、きれいな血液を身体のすみずみまで行き渡らせることが必要です。太古の海から進化した人間の身体は、海水と同じ状態である弱アルカリ(7.3±0.03)の血液・体液を保つようになっているからです。

胃腸の働きが衰えると便秘になりやすくなります。原因として、肉や魚などの動物性食品、乳製品、油脂などの高脂肪・高たんぱくなもの、単糖類(果物、ハチミツ、チョコレート等)・二糖類(砂糖・牛乳等)の摂りすぎが食品添加物等の摂り過ぎが挙げられます。また、アルコール類は糖分が高いので、過剰摂取に注意が必要です。特に甘い食べ物を摂りすぎると、胃腸の筋肉が緩み、活動が低下してしまうのです。

心臓が1日に送り出す血液の量は約8tといわれています。質のよい血液を循環させることで身体のメンテナンスがうまく行われます。食物繊維を豊富に含む玄米や根菜・海藻を毎日食べるようにすると、朝目覚めてすぐトイレに行きたくなるものです。

肌荒れは胃腸不良のサイン

皮膚にトラブルがある人のほとんどは冷え性、便秘しがちで腸が弱い傾向にあります。肌が荒れるのは、便として出せなかった排泄物が皮膚から出そうとする時に起きます。また、乳製品を含め、動物性食品や甘い食べ物を好む人は、吹き出物、しみ、そばかすなど皮膚にいろいろな問題が起きてきます。

よくビタミンCが肌荒れにいいといわれますが、ビタミンCは新陳代謝を抑制する働きがあるので皮膚から排泄物が出づらくなります。そのために、あたかも治ったように見えるだけなのです。

これらを改善するには、胃腸の働きを悪くする単糖類・二糖類を極力避け、私がすすめる玄米菜食中心の食事にすることです。そして、毎日の軽い運動で汗を流し、新陳代謝を高めるようにします。お通じがよくなると体調不良も改善され、きれいな肌を保つことができます。

お通じは、朝起きて一番に出るのがよく、一日に二回から三回が理想。一日一回という人は、やや便秘気味といえます。便はあまり臭わず、水に浮くのが理想的です。

日頃、おならや便が強烈に臭いと感じている人は、宿便があると考えられます。宿便があるかどうかを簡単にチェックするには、私がすすめる玄米菜食を3日以上忠実に実践してみることです。普通であれば、食べたものは1日経つと便となって出てきます。玄米と野菜、海藻を中心とした食事を続けていくと、おならや便はさほど臭わなくなります。3~4日経ってもおならや便が臭い場合は、100%宿便があると思っていいです。気になる人は、甘い食べ物をしばらく絶って、そのまま玄米菜食を続けてみてください。身体のコンディションがよくなってくるのが実感できるはずです。

【メカブとおろし長芋】

便秘の解消に効果的な食事は、玄米雑穀ご飯を主食とし、食物繊維を多く含む根菜(大根・人参・ゴボウ・レンコン)や海藻を取り入れるようにすると胃腸の働きが活発になり、排泄もうまくいくようになります。また、自然薯も便秘の改善に有効な食材です。体内での代謝がスムーズに行われることで健康を維持できます。
玄米ご飯を美味しく炊くには、二枚蓋の土鍋が一番です。圧力鍋でもやわらかく炊くことはできますが、100℃以上の温度になるため、甘味が少なくなってしまいます。玄米を炊く時は、白米よりも水を多めにします。慣れないうちは、かたく炊き上がるかもしれませんが、その際はリゾットやお粥にすると食べやすいです。
土鍋で炊く玄米ご飯のレシピ http://chefsato.com/free/organic-centre

<Information>
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