木村カンナのSpiritual Beauty Salon~美と癒しのスピリチュアル対談~第四回アミーラ・スルタンさんPART.1

いつまでも若々しく健康で輝いていたいなら、カラダ・ココロ・スピリットのメンテナンスが大切です。木村カンナのSpiritualBeautySalonでは、毎回素敵なゲストをお迎えして、美と癒しについてお話をお伺いします。

第四回は、テレビやイベントにひっぱりだこの美人ベリーダンサー、アミーラ先生にお越しいただきました。

ベリーダンスは、アラブ文化圏で受け継がれている歴史と伝統のある舞踊。アミーラ先生は、エジプトでステージデビューを果たした後、「HABIBI EGYPT」にて講師を務める傍ら、企業イベント、レストランやホテルでのショーを手がけられ、日本国内におけるベリーダンスの普及に向けてご活躍です。アミーラ先生に、その美しさの秘訣とベリーダンスの魅力についておうかがいしましたよ。後半は、恒例のクリスタルリーディングです!

ベリーダンスの奥義は、身体と心の対面にあり!

―アミーラ先生、ベリーダンスを始められたきっかけは、なんだったのでしょうか。

「主人に誘われて、アラブのレストランでベリーダンスを見たのが最初です。その時、「ピン!」とひらめきました。「これは、私が求めていたダンスであり、表現方法だ!」と思いました。そんなふうに確信を持つことは滅多にないことですから、自分でも驚きましたね。まさに、衝撃の出会いという感じでした」

―アミーラ先生のご主人はエジプトの方ですから、ひょっとして「ベリーダンスに導かれた出会い」だったのかもしれませんね!なんだかロマンティックで素敵。ところで、6歳からバトントワリングを始められ、ヒップホップなど様々なダンススタイルを経験されたようですが、ベリーダンスは、他のものと何が違ったのでしょうか。

「ほかのダンスと違って、身体の動かし方やバランスの取り方が違いますし、コアな部分の筋肉が必要になるんです。コアなインナーマッスル(体の深層部にある筋肉)を使いながら、柔らかな女性らしい動きを表現します。そして、同時に、アクセントをつけたり、強さを表現しなくてはならないことがあります。エジプトの音楽のリズムや歌詞によっては、悲しい、楽しいといった表現も要求されます。

さらに、歌詞の意味によっては、歴史的な背景を理解しなくてはなりませんし、その中で、自分のフィーリングを伝えることが重要になります。そういった意味で、自分を成長させてくれるダンスですね…。ベリーダンスをしていると、身体との対話だけではなく、精神的な内なるものと対面することになるんですよ」

―観客目線としては、妖艶セクシーで神秘的な雰囲気があり、大変美しいダンスなのですが、踊る側としては、インナーマッスルを生み出す身体の鍛錬となり、なおかつ、心にとっても鍛錬になるんですね…。恐るべし、ベリーダンス!その実態は、ヨガのような精神修行だったりして……!?

「ええ、本当にそうですね。ご存知のように、ベリーダンスの衣装は大変セクシーですが、心に対しても、衣を着せることができないんですよ。ステージに立つときは、ありのままの裸の自分自身になるような感覚なんです。取り繕ったものを脱ぎ捨て、目の前の方に対して、一体、何ができるのかと問いただします。私は、いつも、ありのままの内側の自分をオープンに表現するようにしています」

―わー、それって、物凄く緊張しますね…。私だったら、恐怖でチビるかもしれません……(笑)

「実際に、恐れを感じる方も少なくないようです。ベリーダンスの深さを理解していくうちに、人間的にも成長しなくては、ダンスも成長しないという事が起きてきます。テクニックだけでは、先に進めなくなっています。人生の様々な経験を重ねるたびに、ベリーダンス自体に深みが増すという奥深さがあり、女性として生まれて来た自分の身体や周囲の環境など、すべてのことに感謝の気持ちが生まれてくるんですよ。だから、踊っているときは、私は、いつもハッピーなんです!」

―私みたいな初心者でも、何かベリーダンスの初歩にトライすることはできますかね!?自宅で、オフィスで、誰もが簡単にできるようなワークがあれば教えてください!

「なかなか難しいですね…。いきなり腰を回せば良いということではありませんし、まず、ベリーダンスを始める前の姿勢作りから、行ってみてはいかがでしょうか」

―はい、それでお願いします!

「まず、真っ直ぐ立つようにしましょう!日本人の女性は特に、毎日はいているヒールが影響していることもあって、前かがみの姿勢になっている方が多いです。重心が前にあって、こんな感じ。(写真左側)前につんのめった状態で、腰からヒップラインが後ろに突き出ています。これでは、骨盤がずれてしまうんです。キュっと引き締まった骨盤をイメージしながら、こんな感じで(写真右)腰を入れて、真っ直ぐに立つことから、やってみてください」

 

―ああ、なるほど!私も前かがみになっていることがよくあります。これから、気をつけて、真っ直ぐ立つ練習をしてみますね。歩いているときや、電車を待っているときに注意するだけで、姿勢がかわってきそうです。

「それから、O脚の女性も多いですよね。重心が小指側に寄っている状態です。そうすると、骨盤が広がるの。ですから、重心を親指側に持ってきてください。そうすると、骨盤が引き締まって、美しい姿勢になりますよ」

―ひょっとして、真っ直ぐ立つだけでも、冷え性や生理痛といった女性特有の悩みが減るのかもしれませんね!?立ったり、歩いたりするときに気をつけてみようっと!

簡単で効果的な方法を見つけて続けることが、
美しさを継続する秘訣!

―アミーラ先生が、普段、美容面で気をつけておいでのことがありましたら、教えてください。

「めんどくさがり屋なので、あまり特別なことはしていないんです……」

―ええーっ、そんなぁ…。どうやったら、アミーラ先生みたいに美しくなれるかをお聞きしたかったのに!ショックです…。本当に、本当ですか?(笑)

「ええ、本当に(笑)毎日、最短で最小限。それでいて効果的なアイテムしか投入しません。化粧水と乳液ぐらいですね」

―ライフスタイル面では、どんなことに気を遣っておいでですか?

「美容、ファッション、ライフスタイル全般に言えることなのですが、トレンドや周りの状況に流されず、自分を知って、自分らしく居ることが大切だと思うんです。そういう意味では、メンタルケアを重要視している気がしますね」

―確かに、自信を持っている方は、内側からの輝きがありますものね!

「ええ。自分を知っている人は、取り繕う必要がないですし、自然体の美しさが外観に現れているものです」

―ところで、アミーラ先生は、エジプトに行かれる機会が少なくないと思いますが、エジプトには、どんな美容法があるのでしょうか。日本とは、かなり違うものなのでしょうか。

「エジプトでも、日本でも、女性はみんな美しくありたいという願望は同じだと思います。でも、エジプト人女性は、外出先で肌や髪の毛を隠すことが、生涯のパートナー以外に対してのエチケットですから、日本とは全く文化が異なりますね……」

―アラブ文化圏の方にとっては、隠すことがマナーですものね…。先日、『セックス・アンド・ザ・シティ2』の記事執筆に携わったのですが、アブダビが舞台になっていて、「隠すことが、かえってセクシーだ。」というセリフがありました。アブダビの奥さんのヴェールが意外とファッショナブルだったりして。ヴェールの中は、もっと美女なのかなぁ~と想像するだけで、確かにドキドキしちゃいましたよ。

「日本には、便利なものが溢れすぎている気がします。お金をかければ誰でも綺麗になれますよね…。エジプト女性なら、一本の糸を上手に使って顔の産毛を抜いて、つるつるのお肌にしたり、熱いお湯と砂糖、レモンを混ぜて、永久脱毛をしたり、みんな自分でやってしまうんです。そういった美容法が、代々受け継がれているのでしょうね!」

―まさに、「自宅でエステサロン」状況ですね~(笑)日本にも伝承美容というものがあるはずなのですが、ほとんど受け継がれていないのが残念。日本人女性全体の損失かも…! プロの施術を受けるのも素敵だけれど、自分でキレイを生み出せれば、それにこしたことはないですよね。

 

~PART.2に続く~

転載元
http://www.kimurakanna.com/spiritualceleb/spiritualceleb1.html