仕事運UPは、目の前の仕事を愛すること。ホロスコープカウンセラー森村あこさん直伝!開運法 ~後編~

夢見がちな男性に対して、女性は現実的

― 30~40代の女性からのご相談で、傾向などありますか?
森村さん
「実は仕事のご相談が多くて、恋愛相談は男性の方が多いんです。男性の方が夢を抱いていますからね。女性は“恋愛はしばらくいいや”と、自立されているようです。お仕事のご相談だと、今のままでもいいのかとか、転職のタイミングなど、女性の方が現実的で先々のことを考えているようですね」

― 仕事運を上げるにはどうしたら良いでしょうか。
森村さん
「ありきたりですが努力と継続……。
今、自分がやっている仕事をどのくらい愛せるかが分かれ道だと思います。仕事運が陰っても、好きであれば必ず持ち直す時がくるんですよ。

たとえ嫌なことがあっても、その仕事を愛しているなら、しょうがないなと思って、とりあえず壁を乗り越えられる。成功したい時は対象がどんなものであれ、100%以上に愛すること。仕事も人間関係もどちらもダメな場合は、生き方を変える時期なのかもしれません」

与えられた環境で、楽しいことを見つける力

― 仕事を愛せないけれども、すぐに転職できないという人は?
森村さん
「その環境のなかで、楽しいことを見つけ出しましょう。作業のなかで、“昨日より、今日はこんなにできた”と思うようにしたり、何か新しく習得したり。人間は成長することに喜びを感じると思うんですよ。与えられた環境で、成長するものを見つけられる人は、おそらく転職しても上手くいくと思う。ものの見方と心を変えることが大事ですよね。

たとえ仕事が嫌でも、チームが好きだったら励みになるし、仕事のなかに好きなことをたくさん持てば、それが乗り越える力になると思うんですよ。

良いところを見つけ出すと、相乗効果でどんどん良いものが目に入ってきます。すると知らないうちに、違うポジションになっていたりして、嫌だったことが変わっていくんですよね。

嫌なことばかり見つめていると、“そんなに嫌なことが好きならもっと与えてあげよう”って、本当に嫌なことが降ってくるので。マズイなと思ったら、心を切り替えるスイッチを自分でつくることですね。

人間ですから、“嫌なことがない”なんて言ったら嘘になるでしょう。嫌なことがあっても、それは自分のワガママかもしれないし、本当に不当なことかもしれない。不当なことなら戦いようがあるし、ワガママだと自分で分かれば、心をなだめてもう一度立ち上がらせることもできますよね。嫌なこともずっとは続きません。

仕事は長い目で見たほうがいいと思うのです。植物だってすぐには育たないのに、そんなに早く答えを出していいのかなって思います。もう少しゆとりを持てば、そのうち変わってくるのですから。努力している人が、もう少しで運が変わるところで、流れが来るのを待たずにやめてしまうのがもったいない。

最悪な時は、良い方向に転じるチャンス。待つのは悪いことじゃないんですよ。必ず雪解けが来て、嫌だったことも過去になります。待つ間は変えられることを変えて、できることに全力を注いでおくように。不満に感じるのではなく未来を見据えて自分を立て直す。心がくたびれていたら、無理しないでそのペースに合わせて、流れに逆らわないこと。一陽来復。最悪の後には回復期を経て必ず運気は上向きます。どんな状態でも自分を信頼してあげること。それが、運気全般を上げる秘訣になると思います」


『パワーストーン・オラクルカード・プレミアム』出版記念パーティーで、森村さんがリーディングしてくれたカードは「ダイオプテース」。

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森村あこ
ホロスコープカウンセラー、西洋占星術研究家、ストーンセラピスト、アロマセラピスト。「セブンティーン」など女性誌を中心に執筆多数。深層心理への深い理解に基づく悩み相談で、多くの人々を勇気づけている。また、日本における本格的なストーン・ヒーリングの実践家として、パワーストーンやアロマとの幅広いつき合い方をテーマに、執筆・講演等を行なっている。
森村さんの書籍情報と占い→http://www.spicafe.jp/

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