世界最古の若返り療法アーユルヴェーダで、心身磨きPART.7~生命の扱い方~

世界最古の若返り療法アーユルヴェーダで、心身磨きPART.7~生命の扱い方~

アーユルヴェーダにとっての生命とは?

こんにちは。アーユルヴェーダサロンMayuraのカネコです。今回は、私たちの生命とは何か?そして、その生命の扱い方について書いてみます。

アーユルヴェーダではすべての物は空間・空気(風)・火・水・地の5つのエネルギーが固まった状態の要素から成り立っていると考えられております(Panca Maha Bhuta)。無機質の物も、有機質の物も机も、自動車も、私たちの身の回りにあるもの全て、この身体さえも5つの要因により成り立っています。でも何故、机と私の身体が同じ要素なのでしょうか?

実は科学の世界でもすでに立証されているように、この世に存在するすべての物はエネルギーという素粒子の集合体でできています。つまりすべての物質はエネルギーの固まりで出来たとされるアーユルヴェーダの考えと同じなのです。さて、アーユルヴェーダには、Loka purusa samyaという大きな宇宙のなかの小さな宇宙という教えがサンキャ哲学の中にあります。

これは、大宇宙はそのまま宇宙の事を指し、小宇宙は私たち人間のことを指しています。人間は宇宙と同じ要因(5つの要素)でできていて、そのお互いのエネルギーの交換という営みの中で生かされている存在だということを教えてくれています。宇宙から得た生命エネルギーを食べ物という形で体内に取り入れて、それが汗や尿や便として排泄されまた宇宙へと帰っていく。すべてが循環しているということを示唆しています。

さてここで、問です。

この事を意識しながら生きている方は、一体どのくらいいるのでしょうか? 私と自然界や宇宙は全く別物だと捉えられてはいませんでしょうか?自然界にないものは自然界へは帰れません。

ある時、私の師が面白い話をしてくれました。バリ島の人たちは今まではお皿はバナナの葉っぱを使用し、入れ物はバナナの葉を編んだりして、日常の物は自然素材で作られたものを使用していました。そして使い終わるとそのまま外に捨てていたのです。でも自然の物なので、道路に捨てようとどうしようと、勝手に分解されて土となり自然界へと帰って行ったから問題はありませんでした。しかし、今のバリには石油製品が溢れています。 簡易包装のプラスチックバッグなど自然界へは帰らないものが日常で使われるようになってしまいました。

でも生活習慣というものはそうそう変わりませんから、そのプラスチック製品を同じように道端に捨ててしまう。そして、バリの人たちは、これはなかなか自然に帰らないと不思議に思っているということでした。

もちろん、私たち日本人にとってそれは周知の事実。
「そんな石油製品が土に帰るはずはない!」
「おかしな人たちだなあ、そんなことも知らないなんて!」

しかし、本当にそうでしょうか? その自然界には帰らない石油製品で出来たスキンケア用品を、何の疑問も抱かずに毎日肌に塗布し、保存料や化学調味料という、これまた自然界には存在しないものが大量に含まれた食事を大量にとっている、世界の中でのワースト1の民族は何を隠そうこの日本人です。

日本人が年間に摂取する科学物質は5kg!

日本人は一人当たり年間平均5kgもの科学物質を摂取しています。彼らの無知さと何の変りもありません。というより事実はもっとひどいのです。例えば、簡単な例ですが、日本人の多くの人は具合が悪くなった時には当たり前のように病院へ行き、処方されたお薬を沢山飲みます。しかし、ヨーロッパの人たちはまず自分たちで治しますし、お医者さまもすぐには薬を出しません。長い人類の歴史の中で私たち日本人の祖先も、病気になったら自然が用意してくれた薬効のある野草を探して食べたり、食事を抜いたり、休息を取りながら自分の力で治してきました。

今の私たちは薬を飲めば簡単に症状が消えたかのような錯覚を受けられますし、それこそが病気を治す唯一の方法と教え込まれていますから、無理はないのですが、上記のような簡単な方法で治るとは夢にも思っていません。薬は身体の外に出てきた症状を体内に押し戻すだけで、実は根本原因となる問題の解決は何一つされていません。多くの方の勘違いは、「症状を抑えること=病気の解決」だと思っている事です。

正しく生命を扱うためには、そもそもどうしてその病気になったのか?原因は一体どこにあるのかを突き詰めていかなくてはいけませんね。アーユルヴェーダではその原因を見ていきます。

その原因は悪い食べ物かもしれませんし、生活習慣が悪いのかもしれません。 心の持ちようが悪いのかもしれませんし、自分の望む人生とは違う人生に甘んじているのかも知れません。 仕事上の人間関係でストレスを抱え過ぎているのかもしれません。あるいはそれらすべてが当てはまるかもしれません。

病気は「根本となる原因を変えてください」いという身体からの大切なメッセージですから、アーユルヴェーダでは、一日の送り方、季節による生活の送り方、食事の仕方、体質別の生活の方法、心の持ち方などを一つ一つ見ていき、その間違いを正していきます。つまり生命を正しく機能させることにより、その原因を取り去るのです。

TVから流される企業の宣伝による一時的な流行りの健康法に踊らされるのではなく、他人に健康管理をゆだねるのでもなく、簡単に解決しようという安易な考え方を持つことなく、自然の形での回復を選択するのであれば、真の健康と幸せを手に入れることが出来るのでしょう。

これからもその方法を一つずつ書いていきたく思っておりますので、是非その叡智をご自身の生活の中で活かしてみてください。
みなさまの人生に溢れんばかりの喜びがありますように!