現実逃避Dayのススメ~大切なことに気付くために~

現実逃避が自分の本当の気持ちを引き出すこともある

こんにちは! 幸せ魂案内人の望月彩楓です。世間では「現実逃避」というと、無責任で悪いことのように思われがちですよね?でも、あえて現実逃避Dayを作ってみたらいかがでしょうか?というお話です。

私が大学二年生の時、進路について悩んでいた時期があり、大学に向かう予定を変更して急遽、江ノ島の海を見に行ったことがあります(青春ですねぇ)。海沿いのカフェに入って昼間からぼーっと、1人でアイスコーヒーを飲んでいました。窓辺でサーファー達や海鳥達を眺めていて、なんとなく思ったのは、大学へ通い卒業して就職しなきゃいけない!と思ってずっと息苦しかったけれど、こうして少し離れてみると、「大学を中退なんてしたら、この先の人生を棒に振ってしまうかもしれない」

だなんて真剣に思い込んで(囚われて)いた自分の不自然さに気づき、やっぱりこんな気持ちのまま大学へ通うより、自分が自然に生きられる道をみつけようということを決断しました。

そして、紆余曲折を経て10年程前より魂案内人のお仕事をさせて頂いていますが、ちょうど5年前に、自分にそんなことをする資格があるのかな? 誰かにアドバイスができるような人間なのかな?と不安になった時があって……。気づけば、横浜の行きつけのバーに行きお酒を飲みながらぼーっとしている自分が居ました。しかし、ふと我に返ってみると「お客様から連絡や予約が入っているかも!」と気になり、居ても立ってもいられなくなって、家に帰るとすぐに仕事用の携帯とPCをチェックして仕事に没頭している自分がいました。

どちらの場合も、現実逃避をしてみた結果、本当の自分の気持ちに気付いています。大学の場合は、現実逃避によって中退という道を選ぶ決断ができましたし、後者の魂案内人のお仕事については現実逃避の結果、やっぱり戻りたいのだと気付きました。

私にとって、この2回の現実逃避で出た結論は正反対でしたが、どちらも非常に大切なことに気づくキッカケとなりました。現実から逃げ出すということは、時には現実を冷静にみつめる良い機会にもなるということです。

真面目な方ほど日々の責任と重圧に押しつぶされて、がんじがらめになる事が多いと思いますが、転職をしようか迷っていたり、今の生活に疑問を感じている場合には、日常の枠を出て、思い切って現実逃避の旅に出たり、どこか別の場所で過ごしてみませんか。

それで、「やっぱり逃げちゃダメだ。戻らなきゃ」と感じるかもしれませんし、もしくは「今まで縛られていた執着を捨てて新たな選択をしよう」と決断できるかもしれません。

いずれにせよ、悶々としたまま日常を過ごすよりは、いっそたっぷり思う存分に逃避するという荒療治をすることによって自らの魂の声を炙り出すのも手です。むしろそうでもしない限り、日常のなかでの「本当にこれでいいのか?」という漠然とした不安は、なかなか解消しづらいものなのかもしれません。