アーユルヴェーダ・インタビュー第7回~アブドゥラハマン・ポイラン先生PART.3~

アーユルヴェーダの情報サイトであるアーユルヴェーダライフさんが、アーユルヴェーダの権威の方々に行ったインタビューをTrinity WEBでもご紹介させて頂けることになりました。5000年の歴史があるインドの叡智、アーユルヴェーダ。その深い叡智をご紹介します! 今回は、アブドゥラハマン・ポイラン先生のインタビュー第三弾です。

インドにおけるアーユルヴェーダ診療2

-先生のホスピタルに訪れてこられる患者さんの病状の傾向やその原因、アプローチなどについてお話をお聞かせ頂けますか?

最近は、健康への意識の高まりとともに、病気の治療だけでなく健康維持のためにクリニックへいらっしゃる患者さんが増えています。また、現代医療の治療や投薬を受け続けてきたにも関わらず、病状の慢性化、長期化に悩む方からの相談が多いです。開業以来27年間、現代医療や投薬での完全治癒が難しいと言われる、関節炎や皮膚疾患等の自己免疫疾患の治療に多くあたってきました。

また、椎間板ヘルニア、鼻腔内ポリープ、痔などに外科手術を行なわないアーユルヴェーダ治療のみで完治をさせています。その他、肥満、不妊、精力低下などは多数のケースがあります。アーユルヴェーダのアプローチとして重要なのが、まず、肉体と精神の関係です。

診察する際に、まず肉体に起きている症状が精神状態との関連を見逃さないようにします。そして、患者さんにあわせ、若返り療法、浄化療法などのトリートメントと、ハーブ製剤の処方、食事法や生活法の改善指導をおこないます。

日本の皆さんへのメッセージ

-最後にインタビューをご覧の日本の皆さんへメッセージをお願いします。

現在、多くの科学者や専門家は、私たちに起こる不調や病気の多くは、間違ったライフスタイルに依る、との見解を述べています。これは既に5000年前からアーユルヴェーダで説明されており、また健康を維持し、長寿を得る為のライフスタイルについて詳細に伝えられているものです。

すなわちアーユルヴェーダを学ぶ事で、皆さんは、自身の健康を向上維持させるだけでなく、アーユルヴェーダの智慧を家族や友人たちの為に役立てることもできます。

アーユルヴェーダを学ぶ際には正しい知識や経験をもった専門家から学ぶようにしてください。 自己学習でアーユルヴェーダに関する文献を読む際にも専門家の解説を受けられるようにすることで誤解無く正しく学んでいけるでしょう。また、理論の勉強だけでなく、実際にアーユルヴェーダのトリートメントを受けたり、日々の生活法を実践する事が重要になります。

アーユルヴェーダは頭で学ぶだけでなく、体感をすることでより深い理解が出来る事が多くあるのです。
日本の皆さまがアーユルヴェーダの恩恵に恵まれ、豊かで幸福な人生を全うできます事を心より願っております。

-貴重なお時間を頂いてありがとうございました。

ありがとうございました。

~おわり~

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■転載元
http://www.ayurvedalife.jp/interview_20130408.asp
■取材協力
トラディショナル アーユルヴェーダジャパン
http://ayurveda-taj.com/

■P.V.A Ayurvedic Hospitalについて
P.V.A Ayurvedic Hospitalは、インド・ケララ州カヌールにある、160年にわたる伝統的なアーユルヴェーダの家系に生まれた主治医が率いる、入院・看護のための充実した設備を備える医療施設です。
専門知識と豊富な経験を持つメディカルスタッフの下で行われるアーユルヴェーダ・マッサージやパンチャカルマ療法はもちろん、外国人向けのアーユルヴェーダのトレーニングコース等も行っています。

P.V.A Ayurvedic Hospital
http://www.ayurvedaacharya.com/

■トラディショナル アーユルヴェーダジャパンについて
Traditional Ayurveda Japan(トラディショナル アーユルヴェーダジャパン)では、アーユルヴェーダの本場、ケララのアーユルヴェーダ病院や薬局、またアーユルヴェーダ医科大学からのサポートを受け、ケララの伝統と実践を受け継いだセラピスト養成と、日本人のためのアーユルヴェーダセミナーやワークショップ、アーユルヴェーダサロン運営、ボランティア活動、講師・セラピスト派遣などをおこなっております。

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