スピリチュアル的陳腐化PART.2~悟りの計画的陳腐化が行われている!?~

「悟り」をどこまで求める

「いらんかねー、いらんかねー。『悟り』、いらんかねー」。昨日紹介しました、株式会社ブッダキリの代表取締役CEOであります、ブッダさん。今日も、『悟り』を販売しています。

「ドンチュー、ニード?ドンチュー、ニード?ドンチュー、ニード、『サトーリ』、ナーウ?」。同じく、株式会社ブッダキリの共同創始者兼CEOである、キリストさん、今日も持ち前のカタコト英語で、サトリの販売に精が出ます。

キリスト
「ネー、ブッダサーン。ワターシと、アナータハ、本当の自分に気付ーきましたー。ゲンジツナーンテ、スベーテ、マボーロシだって。ソレナーノニ、どうして、コンナーニモ、他の人にはツタワーラナイデショカ?」

ブッダ
「そうですね。私も、いろんな道を経て、ここに帰ってきました。苦行もしました。死にかける寸前まで断食したり。瞑想もしました。周囲が岩だと勘違いするくらい、深く。でも、結局、そんなの全て関係なかったじゃないですか?毎日、女遊びしてようが、毎日、瞑想してようが、それを見ている「わたし」には、何の影響もない。だから、その「わたし」である、ココを他の人に伝えるのは、むずかしーですね」。

株式会社ブッダキリの、経営課題(悩み)は、まさにそこにありました。私を認識している、本当の「わたし」。ボールがぶつかって、「イタイ」と感じている私を認識している「わたし」。彼女にフラれて、悲しいと感じている私を、認識している「わたし」。全てを、ただただ、見ている私。それを、私そのものと同化している、全ての私たちに、「わたし」が居る場所を伝えるだなんて。なにより、その「わたし」も私だし。

「もう、なんだかさっきから、わたしワタシ私「わたし」ってうっさいわね。何がなんだか、まったくわからんったい!!」

そう。
何より、説明すれば説明した数だけ、「わたし」は分割していく。認識すれば、認識した数の分だけ、認識主体である「わたし」が必要となる。どうやれば、私が「わたし」の場所を、わたしに伝えることができましょうか? ワタシしかいないのに。

ブッダ
「ねー、キリちゃん。もう辞めましょうか? 破産しましょう、この会社ごと。わたしが、私にワタシの場所を伝えられるわけがない。株式会社ブッダキリ、解散しましょ。だいたい、あなたは良いかも知れない。あなたは、優秀な弟子たちが、かっこよくあなたの似顔絵を描いてるから、偶像崇拝されても、苦にならないでしょ?

ワタシ、どこで、誰が間違えたのか、アタマにブツブツがいっぱいついたまま、偶像崇拝されちゃったもんだから、もう耐えられません。

おでこのスイッチは、なんなんだい? そういう意味も込めて、もう、辞めません?」

キリスト
「そうですね、ワタシが、私にワターシを伝えるのは、原理上不可能デスしね。でも、ホラ、タマーニ伝わる人が居る。アレ、なんなんでしょうね?」

ブッダ
「あぁ、あれ?タマーニ悟っちゃう、アレ? あれは私捜しを辞めた人が、ただ、ワタシに戻っただけじゃん。ココにしか私は居ないのに、いろんな場所を探して、結局、疲れたから、「もーやーめた」って言ったら、結局、ココにしかいないんだから、あぁココだった、ってだけでしょ?ほら、やっぱり、アレにしろ、我々の会社の影響、皆無じゃん。勝手に、探して、勝手に疲れて、勝手におかえりパターンでしょ?会社破産法の適用、申請するよ?」

キリスト
「チョット、マッテ、クダサーイ。ッテコートハ、やっぱり、ワレワーレのカツドウハ、ヒツヨーじゃありまセーンカ?『ホカニあるよ、幸せは、ソコ以外のドコカにアルヨ、サガソウ、イッショニ、探そうよ。ホラ、オイデ、コッチノ呪文を唱えて。ホラ、オイデ、日曜の朝は、教会に。』ッテ、イチード、ワザート、ホカーヲサガサセーテ、ムッチャ、ツカレサセーテ、アキラーメサセール。ワタシターチノ、カイシャー、ヤッパリー、ヒツヨーヨ」。

ブッダ
「そうか。じゃあ、仕方ないですね。やりますか。まぁ、私が「わたし」の頭のブツブツを、私が笑っている映像を見て、ワタシが私に恥ずかしいと認識させたとしても、それを認識している「わたし」には、なんの影響も無いですし。もう少し、やりますか」

ブッダ
「いらんかねー、いらんかねー。『悟り』、いらんかねー」

キリスト
「ドンチュー、ニード?ドンチュー、ニード?ドンチュー、ニード、『サトーリ』、ナーウ?」

ブッダさんと、キリストさんが凄いのは、昨日話した、『計画的陳腐化』を、計画的に行っているところにあります。計画的・計画的陳腐化をしているんです。自分たちの商品を、計画的に陳腐化させることを、計画的に行っているんです。

……まぁ、そんな小難しいこと言われても、ツライでしょうから、
①諦めてみるか、
②仏教&キリスト教を本気で信じてみるか
だと思います。

まぁ、諦めないために「諦めよう」とするはずですので、①は難しいでしょう。また、なんだカンダで、最後の最後には、他人より自分を信じますので、他力になれず、②も難しいでしょう。やっぱり、①と②のその、はざまに生きるしかないんでしょうね。結局、「そのまんまです」ってパターン。

でも、株式会社ブッダキリは、今日も、世界中で活動していますし、2000年という長い活動実績もありますし、なにより、その教えでキヅキを得た人も沢山いるようですので、あなたは、今日を楽しんでればいいんです。超簡単だし、そこにあなたがいます。

~おわり~

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以上は、ブログ「笑えるスピリチュアル」からの転載です
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