アーユルヴェーダ・インタビュー第6回~アブドゥル・ハサン・モハメド・マウジュード先生PART.1~

アーユルヴェーダの情報サイトであるアーユルヴェーダライフさんが、アーユルヴェーダの権威の方々に行ったインタビューをTrinity WEBでもご紹介させて頂けることになりました。5000年の歴史があるインドの叡智、アーユルヴェーダ。その深い叡智をご紹介します!今回は、アブドゥル・ハサン・モハメド・マウジュード先生のインタビュー第一弾です。

アーユルヴェーダについて

-医師・研究者として、これまでスリランカと日本において精力的なアーユルヴェーダの普及活動をなさってこられた先生のアーユルヴェーダに対するお考えをお話いただけますか?

本来のアーユルヴェーダは、医療だけでなく、現代科学を超えた膨大な知識の結集だと言えます。しかし、現在インドやスリランカで実践されているアーユルヴェーダは、人々の健康に関する領域に焦点が当てられています。そういう意味では、アーユルヴェーダは、人が健康で幸せに人生を全うするための智慧を説いている学問と言えると思います。人が病気になったとき、投薬や手術などの対症療法で治療するのではなく、「生き方」そのものを見つめ直すことで、病気のもとを断つという考え方がアーユルヴェーダです。

生き方とは、食事・運動、睡眠などの生活習慣全般と、人間関係や考え方などの精神面も含めます。人間は、この世に存在する全てのものの一部にすぎません。自然環境や人的環境、様々な環境の一部として、周りとバランスを取りながら生きています。環境が変われば私たちの心も体も直接的に影響を受けます。そのことを理解していれば、心身のバランスが崩れた時、それが環境の変化によるものであれば、その原因を特定し、改善する方法を見出すことができます。

それがアーユルヴェーダの教えです。人間は、ひとりひとりが異なったプラクリティ(体質)を持っています。その体質は、一生変わることはありません。だから、自分の体質を知り、その弱点を知り、どんな環境の変化にも順応できるような智慧のある生き方をすることが、健康と長生きの秘訣です。アーユルヴェーダの考え方は、人間を同一とみなさず、個性を尊重した実に優しい考え方だと思います。

~PART.2につづく~

◆取材協力:シャンティランカ
http://www.shanthilanka.jp/
シャンティランカ|スクールのホームページはこちらから
http://ayurvedacollege.jimdo.com/

◆インターナショナル・シャンティランカ・アーユルヴェーダセンターについて
「インターナショナル・シャンティランカ・アーユルヴェーダセンター」はスリランカ・ガンパハに設立された、日本人専用のアーユルヴェーダ・カレッジとクリニックを併設したアーユルヴェーダ・ヘルスリゾート施設です。
施設は、スリランカ南部・コロンボから約100km、50エーカー(約6万坪)の紅茶畑とシナモン畑に囲まれた自然溢れる立地環境にあります。
日本語対応のスリランカ人スタッフが常駐し、地元の人々との交流など、スリランカを肌で感じることができます。
併設の日本人専用アーユルヴェーダ・クリニックでは、アーユルヴェーダ医師による綿密な診断と、トータルケアやボディメンテナンスを受けることも可能です。
インターナショナル・シャンティランカ・アーユルヴェーダセンター
http://shanthilanka.jimdo.com/

◆シャンティランカについて
シャンティランカ・アーユルヴェーダカレッジは、スリランカに伝わる伝統的アーユルヴェーダの知識を学び、実践していただくためのカレッジです(本校:スリランカ・ガンパハ、分校:東京・大阪)。スリランカに政府公認のヘルスリゾートとパンチャカルマクリニック、教育センターをもち、日本では専門サロン(大阪)を運営しております。

◆シャンティランカ・アーユルヴェーダ・ジャパン
http://www.shanthilanka.jp/
大阪府大阪市北区南森町2-3-29 ハイマート南森町207
TEL 06-6314-3346
◆シャンティランカ|スクールのホームページはこちらから
http://ayurvedacollege.jimdo.com/