セドナから愛をこめて「アイル・グラハムの光日記」 第19回

今、セドナは、春爛漫

ハイキングトレイルでは、両脇で小さな花が風に揺れていて、まるでウエルカムをしてくれているかのよう。2013年に入り、自分も含めて、人生を再スタートした人たちに多く出会う。自分の魂が本当に望む方向に向かうとき、自分の中にあるネガティブな感情、思い癖、執着、習慣など、自分にストップをかけていた部分と向かい合うことになる。

そして、自分の「意思の力」で、 それらと一つ一つ関わり、 手放す作業に入っていく。自分の奥深くに潜んでいたそれらを、見詰めて手放す作業は、やっかいなほどに簡単ではないのである。

「意思の力」を持ち続ける強さと、繰り替えし、繰り返し、それらと関わる「粘り強さ」が必要となる。そういった、自分にとって、もう必要のないネガティブなものを手放すのに、おすすめなハイキングトレイルのひとつは、エアポート・ループトレイル。エアポートメサ・ボルテックスの脇にあるトレイルだ。

 

エアポートメサ周辺のエナジーは、みぞおちのチャクラに作用して、感情のお掃除と、スピリチュアルボディーと、フィジカルボディーの統合を促してくれる。アセンディッドマスターは、センイト・ジャーメインが働きかけている。セイント・ジャーメインから届くバイオレットの光の影響か、ここのトレイルには、紫の色をした花が多い。

私がよくやるのは、トレイルを歩きながら、自分の中にあるネガティブなものが、バイオレットの炎で燃えて、その後、それが自分に役に立つ純粋な光となって自分の中に戻ってくるのを想い描く。

エアポート・ループトレイルは、山の中腹を一周するコースで、所要時間は、約2時間。山を360度一周しながら見る景色は、どこもかしこも、うなる程にすばらしい。私は、日没の3時間前に歩き出すタイミングをお勧めする。

スタートは、エアポートメサ・ボルテックスへの入り口と同じところから。左にエアポートメサボルテックスを見ながら、右にあるハイキングトレイルに入っていく。そこには、エアポート・ループトレイルという看板が出ている。

トレイルに入ってすぐに、大木がボルテックスのエネルギーでぐるぐるに巻かれているのが目に入る。

 

ここのトレイルの木々は、ねじれに捩じれているから、そういう木があったら、近づいてその場のエナジーを感じてみるとよい。手の先に何かしらのボルテックスの気の振動を感じることでだろう。

トレイルを歩いていると、目の前に、カセドラルロック、ベルロック、コートハウスロックが広がる。アセンションに向けて働く御三家ロックだ。

 

ハートとこれらの岩とをしっかりとつなげる。自分がネガティブなものを見詰めて手放すプロセスをしている時、こうした、高次元の波動とのつながりを保つことを意識することで、ぶれずに、その作業がしやすくなる。

トレイルの途中から、赤い大地から、火山岩がごろごろ転がるグレーの大地へと変わる。さらに自分の奥深くへと入り、ネガティブな部分を見つめやすくなる。

 

1時間くらい歩くと、飛行場のすぐ脇道を歩くコースになる。飛行機が、自分の上空をかすめ飛んで行く。低空飛行からどんどん高くなっていく飛行機は、これからの自分のビジョンと重なる。

 

飛行場を後にした頃から、夕日が近づきセドナの岩岩が、オレンジ色に輝き始める。そしてトレイルのゴール直前には、夕日に染まったエアポートメサ・ボルックスが現れる。その頂には、サンセットを見ている人たちが見える。

 

ゴールした後は、そのまま、エアポートメサ・ボルテックスに行き、サンセットを眺めることをおすすめする。黄金色の中で沈んで行く夕日を眺めながら、トレイル一周で、自分の中で起きた変化を見つめ直すタイミングとなる。

 

セドナにいらっしゃる方で、新しく何かをスタートすると決められた方、ぜひ、この一周を試されてみてくださいね。素敵な再スタートをお祈りいたします。

☆いつもありがとうございます☆

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