ライフスタイルデザイナー高橋克彰の“ウェルネスのセンスを磨く” PART.14~効率のいい運動で、もっとスリムになるには?~

ライフスタイルデザイナー高橋克彰の“ウェルネスのセンスを磨く” PART.14~効率のいい運動で、もっとスリムになるには?~

効率的な運動の仕方

暑くなってきたなあと思ったら、急に寒い日が来たり……。みなさん体調を崩していませんか? 体調を崩さないためには強く正常な免疫力が必要ですが、免疫力を高めるのに運動は必須。

前回前々回と、スリムなボディになるための運動と栄養についてお話しましたが、今回はより効果的にスリムになる方法をお伝えします。運動しないでスリムになれる!というような甘い話ではないですからねー。

ぼくはスポーツが好きで、運動をよくします。小学生の時は野球、中学は陸上、高校と大学で水球をやっていました。現在でも水球をやっていて、ランニングやヨガなんかもやっています。ただ、仕事もあるので、運動ばかりに時間を取ることはなかなか難しい……。

ほとんどの方は同じではないでしょうか? 「もっと運動はしたいし、しないといけないのはわかっている。だけど時間がない!」こういう人はとても多いです。これだけ情報や楽しいことに溢れた現代ですから、運動に費やす時間を取りにくいわけです。

なのでぼくは、1回の運動に効率性を追求しています。どういうことかというと、たとえば1時間のランニングで100kcal燃焼するのと、200kcal燃焼するのとではどちらがいいでしょうか? 100人に99人は200kcalと答えると思います。だって、少ない時間でたくさん脂肪を燃やしたいですもん。そういうことです。一回の運動でより筋肉をつけられたら、より脂肪を燃やせたら効率よくスリムなボディになれるわけですね。

運動の効率を高めるにはサプリメントを活用

その効率性を高めるのにサプリメントは非常に有効な手段。
運動の前に飲まれている方は結構いるかもしれませんね。メジャーな成分をぼくの知見から一つ一つ見ていきましょう。(「健康食品」の安全性・有効性情報も参考にしています)
◉ L−カルニチン
体内における脂肪の代謝に必須の成分で、中性脂肪の代謝を促進することで体脂肪を減少させ、肥満を抑制するとされている成分です。血管系の病気に有効であると示唆されていますが、体脂肪減少などのついての信頼できるデータがありません。

◉ αリポ酸
元々は肝臓の疾患に用いられた医薬品で、血糖値の低下、脂肪燃焼促進、抗酸化作用が期待されている成分。ですがヒトでの体脂肪減少を評価した信頼のできるデータがなく、低血糖発作などの発症が多く報告されており、安全面からあまりオススメできない……。

◉ コエンザイムQ10
人間の細胞内でカロリーを消費して熱を産生する超重要な器官・ミトコンドリアを活性化するのがこれ! ミトコンドリアは筋肉の細胞に多く存在し、ミトコンドリアが活性化するとカロリー消費が高まります。ただ、コエンザイムQ10は身体の健康の根本的に必要な成分で、ビタミン、ミネラルなどと並んで、ベースのサプリメントとして日常的に摂るのが一番おススメです。

◉ CLA(共役リノール酸)
リノール酸と書いてあるので、要は油の一種です。が、この油は筋肉量を落とさず、脂肪の燃焼スピードを高めてくれると同時に、脂肪の蓄積も予防すると言われ、過体重や肥満のヒトの体脂肪率を低減するが、体重は変化しなかったという報告がいくつかあります。
とくに運動前に飲むと、糖の燃焼から脂肪の燃焼に切り替わるのを早めることが期待できます。油で吸収が遅いので、運動の数時間前に飲んでおくのがよいです。

◉ カフェイン
言わずと知れたコーヒーや紅茶、お茶に入っている覚醒成分。脂肪の燃焼を促進してくれます。
でもカフェインのサプリメントってあまり聞いたことがないんですよね……。となると、運動前にコーヒーやお茶を飲むという方法が考えられます。が、カフェインは利尿作用が強いので、運動中にトイレが近くなる!! あとぼくの経験上、お腹がどうも緩くなるようで、運動前のコーヒーやお茶はあまりおススメできません。

◉ 茶カテキン
花王のヘルシアで知っている人も多いかと思います。茶カテキンについてはこれまでに脂肪やコレステロールの低減に関する研究が数多くなされており、脂肪燃焼には広く効果が認められています。ただ、お茶を飲むとカフェインを多く摂ってしまうので、尿意が……。運動前というよりも日常的に摂るのをオススメします。

◉ アミノ酸
人間の身体を構成する大元の成分。タンパク質をこまかーくしていくとアミノ酸という最小単位になります。とくに運動に関わるアミノ酸というと、よくBCAAと言われます。BCAAとはバリン、ロイシン、イソロイシンの3つのアミノ酸の総称ですが、この3つは筋肉のタンパク質の主成分で、運動における筋肉の疲労や消耗を抑えるには有効!運動後のプロテインは必須です。前回もお話したとおり、プロテインは脂質を抜いたほぼタンパク質だけの粉。運動後の疲れきった筋肉を回復させて筋肉量を増やすタンパク質を、余分な脂質を摂ることなく補える最適のアイテムです。

運動の後にもう一つ大事なのが活性酸素を除去するサプリメント。
運動後は身体のいたるところを傷つけて病気の元をつくってしまう活性酸素が大量発生します。いくら運動をしっかりやってスリムなボディを手に入れたところで、病気になってしまっては元も子もない。活性酸素を除去する、つまり抗酸化と言いますが、それにはビタミンはA、C、E、ミネラルは亜鉛、クロム、セレニウム、マンガン、銅など、そしてポリフェノールやリコピンなどのフィトケミカルが大切です。

こう見ていくと、運動でより効率的に脂肪を燃焼して、健康でスリムなボディにするには、日常的にコエンザイムQ10や茶カテキンなどを摂って脂肪を燃焼しやすい状況を作っておき、運動前に共役リノール酸とアミノ酸、運動後にプロテインと抗酸化サプリメントがよいです。

基本はやっぱり毎日の栄養!

こういう使い方ができるには知識が必要ですし、サプリメントも上手に使いこなせるのがウェルネスのセンスです。

ただし忘れないでください!もう一度基本に戻りますが、身体で脂質を燃焼させるには、基本となるビタミン、ミネラルで身体が満たされていなければ、燃えることはありません。
バーベキューで例えると、脂質が炭などの燃える燃料だとしたら、共役リノール酸やカテキンはその燃料に火が点きやすくするための着火剤、そしてビタミン・ミネラルは着火させるマッチやライターのスパークのようなもの。ビタミン・ミネラルがなければそもそも火が点かないってわかりますよね? どんなに運動しても、やっぱり基本は毎日の栄養ということですね!

次回は「スリムなボディになるための睡眠」をお届けします☆

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