シェフ佐藤の食と自然治癒力PART.18~「ガン治療に有効な食事」

自然治癒力の元

人間の体内には、自然治癒力の元といわれる物質「インターフェロン」が存在します。ウィルスが体内に入ってくると、細胞から糖蛋白の一種であるこの物質を分泌し、細胞がウィルスに感染するのを防ぐ働きをします。また、ガンなどの悪性腫瘍細胞を殺すリンパ球の一種「マクロファージ」という微生物も増やして、ガン細胞を殺してしまいます。このインターフェロンは、人間の生きた細胞が作ったものでなければ効果がありません。インターフェロンは、自然が作り出す天与の治癒物質なのです。よく病院で使われている化学薬品のインターフェロンとはまったく異質なものです。

ガンの治療に関しての私の考え方は、ガン細胞が好む食品は一切絶つこと、また、ガン細胞が好む環境、低体温(35~36℃前後)にしないということです。玄米・雑穀を主食とし、よく煮込んだ根菜の煮物や海藻の味噌汁を中心とした食事を摂るようにして体温を36.6℃以上維持するようにします。左右の脇の下の体温を水銀計で5分づつ測って、左脇の方が若干高めなのが理想です。ガンをはじめ、身体に何らかの問題を抱えている人は、右脇で測った体温の方が高い傾向にあります。

血液を弱アルカリ性に保つ食生活

ガン細胞が好むのは、単糖類(果物・ハチミツ・チョコレート等)、二糖類(砂糖・牛乳等)、動物性食品、乳製品、動植物性油脂、化学調味料・食品添加物です。これらを極力避けてシェフ佐藤がすすめる玄米菜食を実践し、身体の血液を弱アルカリ性に保つように心がけると、インターフェロンが多く出やすくなります。

肉や魚や卵などの動物性食品をたくさん摂って、スタミナをたくさんつけましょうと唱える人がいますが、これでは血液が汚れて力がなくなり、逆にガンはどんどん進行してしまいます。ガン細胞が大きくなるにつれ血液から多くのエネルギーを吸収するので、無数に血管を張り巡らし、ガン細胞は多くのタンパク質を摂取しながらさらに増殖し続けます。ガンを治すには、ガン細胞が好む食品を絶ち、身体に有効な自然の食品を摂ることが第一です。既にガンに侵された方、今からでも遅くはありません。誤った食生活を改善し、私が勧める玄米菜食を忠実に守り続けることで、ガン細胞はやがて小さくなっていくことでしょう。

ガンと宣告されても抗がん剤投与や放射線治療はしないこと。薬や放射線によってガン細胞は一時的に活動が鈍くなりますが、やがて凶暴になり、進行が早まって死期を早めることになります。また、血液の浄化を早めるために、髪染めや化粧はしないことをお勧めします。これらは、毛穴から浸透して大変に血液を汚し、悪影響を与えます。

【ごぼうの煮物】

ごぼうを最低40時間、できれば60時間梅干と昆布、自然水と一緒に煮る料理です。梅干のクエン酸と昆布のミネラルの作用でごぼうに含まれる多糖類が単糖化し、ゴボウとは思えない、あんずのような甘さに仕上がります。この料理は簡単なのですが、とても時間がかかります。でも、時間をかけないと甘く仕上がりません。ですから、たくさん作って冷凍保存しておくといいと思います。ガンを患った人は、無性に甘い食べ物を欲するようです。甘いものがどうしても食べたい時には、単糖類や二糖類を一切使わないこの料理がおすすめです。

ゴボウの40~60時間煮レシピ http://ameblo.jp/szato/entryq-10310941393.html

【Information】
3月30日(土)から大阪市ATCホールで開催される「癒しフェア2013 in大阪」のトリニティブースで、シェフ佐藤の天然酵母パンを販売する予定です。フランス産オーガニック強力粉、南部小麦、ドイツ産ライ麦粉、全粒粉、太白ごま油を使用、りんごともち米を使って発酵させ、自家製梅干を少々入れて焼き上げた無添加パンです。他にはない食感が楽しめます。30日だけの限定販売です!
「癒しフェア 2013 in 大阪」WEBサイト http://www.a-advice.com/