“ 同期 “ の不思議 ー 気づきの物語 ーあなたは今日 どんな響きと共鳴しますか?

クラゲ

“ 同期 ” (synchronization の訳語 ー Wikipedia)に気づくとき

花便りの頃、満つる月を経て、光が一際明るくなってきました。
春分を目の前にして、新たな胎動が起こっているのでしょうか。
地震も、バランスを取るための動きだと分かっていても、多くの命が無事でありますように、と祈りたくなります。母なる地球からの “ 響き ” ー メッセージに、もっと耳を傾けていたいですね。

小さな頃のことです。私は本を読み、弟はミニカーで遊んでいました。ふと同時に、同じ歌を歌い始めたのです。顔を見合わせ、笑いながら歌い続けました。その時々で、ある言葉だったり、歌だったりしましたが、同じようなことが良くありました。

大人になってからの、ある時、親しい友人とプールサイドを歩いていて突然お腹が痛くなり、しゃがみ込んでしまいました。遠方に住む友人の顔が思い浮かび、何かあった、と思いました。連絡をしてみると、その友人は緊急入院をしたところで、手術を受ける事になったと、ご主人から伝えられました。手術の部位は、強い痛みを感じた場所だったのです。

ある時は、仕事の打合せを終えて、何人かで喫茶店を出たとたん、空気に重い圧力のようなものを感じました。「また、(某国)が軍を使って何かしたんじゃないかと思う」と口にしました。その夜のニュースで、ある戦争の勃発を知ったのです。

着信音が鳴る前に、誰からの電話なのかが分かったり、最近どうしているかな?
と思った人に、道でばったりと出会ったりすること、ありますね。

一昔前の科学者なら、そのようなことは偶然でしかないと言われたでしょうが、近年の量子物理学では、全てのエネルギーは固有振動数を持つ素粒子で成り立っており、常に関係し合っていると説明しています。同じ振動数(周波数)を持つもの同士では共鳴・共振が起こり、それぞれの振幅エネルギーが大きくなります。

同期は、何らかのことで、その周波数同士が引きつけ合った結果なのでしょう。
マクロな視点からすると、宇宙は、全ての存在が、絶妙に関係し合い、共鳴し合って、ダイナミックに動いている ” 響き “ そのものなのかも知れません。

“ 響き ” の伝達によって起こること

私たち人間の身体も、他の存在と同じく固有振動数を持っていますし、意識もエネルギーですから、私たち一人一人が、常に、 “ 響き ” の発生源でもあり、また、受信装置とも言えるでしょう。

そうであれば、どのような意識でいるかによって、共鳴する領域が変わることになります。荒れた波動でいると、事件や事故に巻き込まれたり、怪我をしやすくなるでしょうし、反対に、繊細で静かな波動でいられる時は、能力以上の力が発揮出来る事もあるでしょう。

電車やバスの車内で、或いは、道を歩いている時に、黙っているけれど危険な感じの人を見かける事は、ありますか? 私たちに備わっている自己防衛本能が働いて、何となく、どこか危ない波動を感じると、離れたくなります。その人が言葉を発していなくても、その存在からの波動が周りに広がっていて、ちゃんと察知しているのですね。

同じように、ある人を意識したとたんに、指向性を持ったエネルギーが、その人のところに届きます。だから、離れた所にいる人への遠隔ヒーリングが成り立つのですね。

私たちは、日々、思っている以上に、五感を超えた感覚を使っていることが多いのだと思います。色々な事がままならず、自分だけではどうしようもない行き詰まった状態の時に、自然の中に身を置きたくなったり、神社仏閣やパワースポットに足が向くのは、自然の大きな浄化力や、神聖な場のエネルギーに共鳴したい、という無意識からの衝動があるからかも知れません。繊細な周波数の中にいると自身の波動を調整出来ることを、深い所で知っているのでしょう。

世界に溢れる沢山の波動の中で、今、自分が、どのような “ 響き ” を奏でているのか、どんな領域と共鳴しているのかを観察してみると、面白いことが起こって来ます。それは、自分の内側の微細な振動に気づくことであり、存在の “ 響き ” を心で聴くことでもあります。もしかすると、深い所で、圧倒的に静かな波が、ずっと響いていることに気がつくかも知れません。

今日、あなたは、どんな ” 響き ” と共鳴しますか?