頭部デトックス「アロマタッチ」の可能性~タバコを止めずに喘息が改善?!

PM2.5・黄砂……。気になるのは呼吸器への負担

このところ、テレビや新聞のニュースでPM2.5や黄砂の飛散が深刻な問題としてよく取り上げられますが、今回はその影響が不安視されている呼吸器の疾患「気管支喘息」に関するお話をしたいと思います。

口から肺までの空気の通り道を気道といいますが、その中で左右に枝分かれするところから肺に至るところまでを気管支と呼びます。気管支の外側には気管支平滑筋と呼ばれる筋肉があり、この筋肉が収縮すると気道が狭くなります。また、気管支の内側には上皮細胞という細胞がありますが、喘息患者さんの上皮細胞は慢性的に炎症を起こしているため、炎症部位を保護する粘液が過剰に分泌されます。

喘息発作時に聞こえる「ゼイゼイ、ヒューヒュー」という音は、気道の狭窄と過剰な粘液分泌の結果生じるものです。発作の時に使用される気管支拡張薬は、自律神経に働きかけることによって、一時的に気管支平滑筋の緊張を和らげ、狭くなった空気の通り道を広げることを目的としています。また、発作を予防するためにステロイド薬が使用されます。

アロマタッチで老廃物を排泄し、炎症の修復力アップ!

このように、喘息発作は自律神経の乱れと気管支上皮細胞の炎症によって引き起こされると考えられています。当店に通われるお客様の中で、かつては頻繁に救急車で運ばれるほど深刻な喘息症状にお悩みだった方がいらっしゃいます。

その方は、かなりのヘビースモーカーで「タバコだけは止められない」といって今でも毎日タバコを吸い続けていらっしゃいますが、アロマタッチを始めて6年間、全く発作を発症しなくなりました。「タバコを止めずに喘息症状が改善する」などということは、現代医学の常識では到底考えられないことですが、このような不思議なことが起こるのは、おそらく、アロマタッチが炎症部位での修復を妨げる老廃物の排泄を行い、同時に自律神経の乱れを整えることによって、修復レベルが飛躍的に上昇したためではないかと考えられます。

喘息のように発作を繰り返す疾患では特に、「修復の質を向上させる」ということの重要性がいっそう増してくるように思います。