ナチュロパスなみの自分の体を信じる PART.10 『デトックス中の食べもの』

デトックスのために避けたい食べ物

こんにちは。ナチュロパスなみです。前回の続き『デトックスについて』です。今回はデトックス中の食べもの、お食事について、避けるもの、積極的に摂取するべきもの、レシピ等も交えてお話ししたいと思います。以下デトックス中なるべく避けたいものです。

◆乳製品(牛乳、チーズ等。ヨーグルトはナチュラルヨーグルトのみ)
◆小麦粉製品(パンやパスタ、うどん、お好み焼き、たこ焼き等)
◆赤身の肉、ホルモンや抗生物質を使って育てられた鶏肉
◆大きなお魚(マグロやメカジキ等)
◆砂糖(糖分の高いケーキやクッキー、マフィン等)
◆アルコール
◆コーヒー
◆化学添加物(合成着色料、化学調味料、合成甘味料、保存料等)
◆悪い油(マーガリン、トランス脂肪酸、低温圧搾されていない油等)

リストにあげたものは、多くの人にとってアレルゲンである場合が多かったり、重金属や環境ホルモンの蓄積が見られたり、活性酸素が増え体の酸化(体が錆びるということです)が進んだり、循環器系の疾患や心疾患の原因になったり、肝臓や腎臓に負担をかけたりするものです。

デトックスのために積極的に摂りたいもの

逆に積極的に摂取を心掛けたいものは以下となります。

◆野菜/アスパラガス、ビーツ、白菜、キャベツ、もやし、人参、大根、かぶ、セロリ、香草、にんにく、エンドウ豆、コスレタス、さつ まいも、山芋、パセリ、かぼちゃ、ねぎ、玉ねぎ、ピーマン、パプリカ、茸類、ブロッコリー、春菊、水菜、紫蘇、ミョウガ、生姜、きゅう り、レンコン、カリフラワー等
◆フルーツ/りんご、梨、パパイア、柿、タマリロ、マンゴー、イチゴ、ブルーベリー、ラズベリー、グレープフルーツ等
◆穀類/玄米、キヌア、アマランサス、五穀米、蕎麦、米等
◆種実類/亜麻仁種、ごま、アーモンド、くるみ、ブラジルナッツ、マカダミアナッツ等
◆たんぱく質/ホルモン・抗生物質不使用の鶏肉&卵、白身の魚、小さめのお魚(しらす、雑魚、イワシ等)、豆類、発酵大豆製  品等
◆乳製品の代替品/ライスミルク、ココナッツミルク、オーツ麦ミルク、アーモンドミルク、大豆チーズ、ナッツチーズ、ナチュラルヨ  ーグルト、ココナッツヨーグルト、大豆ヨーグルト等
◆飲み物/ミネラルウォーターもしくは浄水器を通した水、アロエベラジュース、タンポポコーヒー、カフェインレスのハーブティー、 フレッシュな野菜&フルーツジュース等
◆油類/ココナッツオイル、オリーブオイル、アーモンドオイル、紫蘇油、亜麻仁油、ヘンプオイル、インカインチオイル等

残留農薬も立派な毒素ですので、デトックス中はできればお野菜やフルーツは無農薬のものを選ぶようにしたいものです。またお野菜やフルーツの栄養価を考えても、旬のものを積極的に食べるようにして下さい。

デトックス期間中のハーブティー

デトックス期間中の水分補給にハーブティーを取り入れるのもお勧めです。以下それぞれの臓器やシステムに対してデトックス効果のあるハーブです。

◆胃
カモミール(Matricaria recutita)、甘草(Glycyrrhiza glabra)、フェンネル(Foeniculum vulgare)、タイム(Thymus vulgaris)
◆腸
カスカラ(Rhamnuns purshiana)、タンポポの根(Taraxacum officinale)、甘草(Glycyrrhiza glabra)、イエロードック(Rumex crispus)、スリッペリーエルム(Ulmus rubra)、アロエベラ(Aloe barbadensis)、シリアムハスク(Plantego ovata)
◆肝臓
ウコン(Curcuma longa)、マリアアザミ(Silybum marianum)、甘草(Glycyrrhiza glabra)、タンポポの根(Taraxacum officinale)、アーティチョーク(Cynara scolymus)、バーベリー(Berberis vulgaris)、朝鮮五味子(Schisandra chinensis)
◆腎臓
クリーバーズ(Galium aparine)、コーンシルク(Zea mays)、ホーステイル(Equisetum arvense)、ジュニパー(Juniperus communis)、パセリ(Petroselinm crispum)、ウワウルシ(Arctostaphylos uva-ulsi)、クランベリー(Vaccinium macrocarpon)、ビルベリー(Vaccinium myrtillus)
◆肌
ゴボウ(Arctium lappa)、エルダーフラワー(Sambucus nigra)、生姜(Zingiber officinale)、ゴールデンシール(Hydrastis canadensis)、イエロードック(Rumex crispus)
◆血液
ゴボウ(Arctium lappa)、タンポポの根(Taraxacum officinale)、レッドクローバー(Trifolium pratense)、イエロードック(Rumex crispus)

デトックス期間中の朝ご飯は旬のフルーツや野菜スープ、スムージー、雑穀米のおにぎりに具沢山のお味噌汁等がお勧めです。お昼外食の多い方は、デトックス期間中はなるべく自前のお弁当を持って行くのが良いかと思います。お弁当の中身は野菜たっぷりめにし、豆類をふんだんに使い、ご飯は雑穀米がいいと思います。

夕飯は生野菜のサラダや、根野菜の煮物、煮魚に雑穀米。洋風だったらグルテンフリーの米粉パスタにオーガニックトマトソースと豆類と根野菜を入れたパスタソースもお勧めです。お夕飯はたっぷりめに作り、余ったおかずを次の日のお昼やお弁当に詰められたらいいですね。おやつはふかし芋や野菜スティック、種実類、旬のフルーツ、スムージー等がお勧めです。

デトックス期間にぴったり。レンティス豆のスープ

私がデトックス中によく作る野菜スープがありますので、レシピをご紹介します。

【レンティス豆とワイルドライスのスープ】
材料:
◇セロリ(3本くらい)
◇人参(3本)
◇玉ねぎ(2個)
◇にんにく(3かけ)
◇コリアンダー(1カップ半)
◇イタリアンパセリ(1カップ半)
◇レンティス豆の赤と緑色(1カップずつ)
◇ワイルドライス(1カップ)
◇塩(ヒマラヤンソルトや輪島の塩等良質な塩を使いましょう)
◇黒コショウ
◇オーガニックトマトペースト
◇オリーブオイル 

つくり方
1.緑のレンティス豆(レンズ豆とも呼ばれる)は洗って一晩くらい水につけておきます。 ( 赤いほうのレンティル豆は調理がしやすいので漬けなくても洗うだけで大丈夫です。)
2.まず細かく切った玉ねぎとすりにんにく、イタリアンパセリとコリアンダーを1カップずつ、オリーブオイルで炒めます。そこに塩、コショウを加え、豆類、ワイルドライス、イタリアンパセリ、コリアンダーを抜かした残りの材料をさっと炒め、水を加えます。水は材料がかぶるくらいの量です。3.煮立ってきたら、豆とワイルドライスを入れ、トマトペーストを大さじ3~4杯(お好みでもっと)溶き入れ、弱火でコトコト煮ます。4.塩コショウで味を調え、あまりにもドロドロだったら味を見ながらお湯を足して、茶色のレンティル豆とワイルドライスが柔らかくなってきたら食べごろです。5.スープの上にコリアンダーとパセリをかけて出来上がり。

このスープは冷凍保存がきくので、私はいつも大量に作っておいて小分けにして冷凍庫に保存をしておきます。
冷凍したスープはレンティス豆とワイルドライスが水分を吸ってしまっているため、新たにトマトペーストをお湯に溶いたものをお鍋で煮立たせそこに冷凍したスープを加えると、美味しいスープができます。

お野菜はセロリや人参の代わりに何を使っても美味しく出来ます。
私はいつも冷蔵庫の残り物のお野菜は全て投入してしまいます。

以上デトックスと食べものについてでした。