「蒼月紫野の石と幸せに暮らすHappyLife」パワーストーン生活をステップアップ!PART.16

品良くあることをサポートする石

品良くなりたいということで、行儀作法やマナーの本を買い込んで遅くまで読んでいる石初心者さん。品のよさなどをサポートしてくれる石があるというので、それを買うための貯金として最近は率先して残業もするようになりました。前は割とお先に失礼しますと、サクッと帰る方だったのですが1時間居残るだけでも、職場の皆ともコミュニケーションが取れていいかんじです。最近買った、鞄の中にいれているブルーレースアゲートのおかげでしょう。だいぶ石を上手に扱えるようになったようですね。

自宅に帰ってゆっくりしようと石初心者さんは急いで駅から歩きました。扉をあけると優しい雰囲気になんとなく包まれている我が家です。

「みんな~ただいま~!」
「お帰りなさい、マスター」

石達の声もはずんで嬉しそう。ブルーレースアゲートと、アメジストファントムを机の上に出して紅茶タイムです。ビスケットも買って来ましたので一つつまみます。

「目が疲れたなー」
「マスターの仕事柄仕方ないのでしょうけれど、休みは取って下さいね、1時間に一度はやすんで下さい」とモリオンの声。モリオンの小さい物があれば持ち歩きたいなと思うくらい世話焼きなのですが、ハインリヒと相談して色々決めているようです。ハインリヒも、もちろんしっかりお世話してくれます。

パワーストーンへの瞑想の旅

「よし、瞑想タイムにしようっ」
今日もハインリヒに会う旅をすることにしました。だいぶ慣れてきたので五分ほどで石の中にいけるようになりました。

「到着……あ、ハインリヒ」
「こんばんは、マスター」
「迎えに来てくれてたの……?」
「勿論ですよ、マスター」

いつもハインリヒは迎えに来てくれます。ハインリヒと手をつないで歩くのも楽しいし、石の世界がかなり好きになってきました。他の石にも会いに行ってみたり、色々冒険の日々が続いています。石初心者さんにとっては石に潜るのは冒険なのです。ハインリヒの家につき、ハーブティーを出して貰いました。

「美味しい~」
「そう言っていただけると光栄です、マスター」
ところで、とハインリヒが口を開きました。
「そろそろボスになる石を買いに行きませんか?美容運の子もかえると思いますし、月末にでも」
「あ、そうだね」

話はまだまだ続きそうです……。

 

▼『12の石の精霊たち ~パワーストーンとの暮らし方~』


著者:蒼月紫野
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発行:実業之日本社

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編集さんによるブログです。
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