あんしん出来る身体の作り方PART9.~生理的湾曲~メンテナンス

愛知県田原市の無痛整体 あんしん堂 田原赤石院院長の河合です。PART.8ではセキツイの生理的湾曲について説明しました。今回はその続きでメンテナンス法をご紹介します。

あんしん療法では四つん這い体操と言います。どこかに身体の不調があった時に、総合的な身体の形を整えるための体操です。もともとわれわれ人間も動物であり、四つん這いの形で生活していました。年月を重ね人間として二足歩行になり、頭の発達がありましたが、身体の不調がでることが多くなりました。ですから、もともとあった四つん這いの状態にすることにより、背骨の形が整い、内臓の位置がちゃんとした位置に戻り、身体の不調が改善されます。

①   まず四つん這いの形になります。お腹を前に突き出し、腰を前に反る、膝は90度より少し前に位置する、足の指先を立てるのがポイント
②   ①の状態をキープしたまま(特に胴体)、前後にゆっくり動かします。5往復くらい
③   ①の状態をキープしたまま(特に胴体)、左右にゆっくり動かします。5往復くらい

★この体操を1日に1回でも良いので繰り返してください。疲れ痛みが出るまではやらない。

この姿勢、どこかで見たことありませんか?赤ちゃんのハイハイです。

赤ちゃんは、ハイハイを行うことで生理的湾曲がつくられる!
生れたばかりの赤ちゃんには生理的湾曲がありません。這い這いを行うことにより生理的湾曲が作られ、頸の前湾ができることで、首をしっかり支えることができ、腰の前湾ができ二足歩行ができるようになるのです。

【生理的湾曲形成のポイント】
・赤ちゃんの時に無理に足を伸ばさない(真っ直ぐにさせない)
・ハイハイをたくさんさせる
・歩行器は使わない(自分で体重を支えることが大切)
・無理やり立たせない

前文で述べたように、赤ちゃんはハイハイすることにより、生活の中で自然にセキツイの生理的湾曲を形成することができます。しかし、子供のいる方に話を聞いたところ、最近の子供はハイハイをほとんどしないで立ってしまうことが多いそうで、そんな子供のセキツイを診させて頂くとやはり生理的湾曲が少ないです。しかし手遅れではありませんよ、この四つん這い体操は子供から大人まで、誰でも出来るのでコツコツと続けられたら効果は出ます。

 【四つん這い体操の効果】
・セキツイの形が整うので、猫背、ストレートネック、脊柱側弯症、姿勢矯正などに有効
・全身体操で頚椎、胸椎、腰椎、骨盤を整え→首痛、肩こり、腰痛、婦人病にも有効
・内臓の位置を整え→内臓の活性化:効果は五行の運動で書きました
など、全身の不調が改善されます。
注)生理的湾曲が形成できても関節各部の歪みや痛みがあると効果は薄いので、検査・施術など歪みを取っての生理的湾曲の形成がお勧めです。

ヨガや気功にも利用されている四つ這い体操
実は四つん這い体操の形は、ヨガとか気功法でもそれに近いポーズが使用されています。使用されていますがポーズをとるだけで、ほとんどの人が内容(意味や効能)を知りません。どんなことでも内容を知ることにより、効果が格段に上がると思います。また、最近は器材、寝具、薬、サプリなど、たくさんの健康グッズが出ていますが、あまり依存し過ぎず、人間が本来持っている能力(自然治癒力、免疫力)を向上させるのは、睡眠・食餌・運動のバランスです。詳細に興味があれば、あんしん堂にお問い合わせください。

【 こんな姿勢が歪みをつくる】
・椅子に座って足を組む
・正座から脚を開いて崩した、いわゆるペチャンコ座り(O脚になりやすい)
・正座を崩した横座り(おねえ座り)
・横になって手枕をかう
などこれらの姿勢はセキツイ、骨盤が歪みやすいので注意しましょう。

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