寒い冬を元気に乗り越えよう!PART.2 ~寒さ対策に効果的な色彩メソッド~

寒いですね。この原稿を書いているこの瞬間も、なんだかとっても寒いです。

エアコンをつけても寒い気がするのは気のせいでしょうか。昨年末から、身の回りの人達がどんどん風邪を引いてしまったみたいです。心配していた矢先、不覚にも私自身が寒さの影響もあるのか風邪をこじらせてしまいました。以前、風邪対策についてお話したことがありますが、今回は、それにプラスアルファとして色彩心理から考える寒さ対策のお話をします。食べ物や生活習慣には気をつけている人も多いのですが、それでも不可抗力ってありますものね。もちろん物理的な暖かさはとても大切なので絶対に軽視せずにしていただきたいのですが、心理的な暖かさも実はとっても重要だと私は考えています。

あまり知られていませんが、色彩と温度って結構影響があるのです。色には『暖色』『寒色』という区分があります。暖色は暖かそうな色。赤などが真っ先に思い浮かんだと思います。一方寒色は青系などがそれに当たりますね。

とある実験で暖色系の部屋と寒色系の部屋で感じる温度の差を調べた人がいるそうです。その結果、なんと暖色系の部屋は寒色系の部屋よりも3℃も暖かく感じたそうです。

空気の実際の温度はもちろん大事ですが、色彩効果で感じ方が3℃も違ってくるって驚きませんか。たかが気分の問題と思うかもしれませんが人間は気分や感じ方の連続で人生が変わるといっても過言ではありません。寒くて凍えそうなときに、3℃暖かくなれるなら嬉しいじゃありませんか。

例を挙げてみると以下のようなものがあります。

●赤●
「火」を連想させる赤は、血行を良くし体温を上げてくれる効果があるので、冷え性でお悩みの方にオススメの色です。

●オレンジ●
「温もり」を感じさせてくれるオレンジは、見る人に暖かさを感じさせるだけでなく、のどや気管支、甲状腺などの呼吸器系に関する回復も促進されると言われている色です。これこそ、風邪を引いた時にオススメの色です。

他にも黄色などが代表的な色ですが、必ずしもそれだけではなく、類似した色もどんどん取り入れて見てください。お部屋の内装や衣類、アクセサリーを単色で固める必要はまったくありません。まずは自分自身が暖色系の衣類や下着を身につけるのがオススメです。観賞植物として置くお花の色などに暖色を取り入れるのも良いと思います。植物を置くことによって加湿効果もありますものね。もしくは、暖色系の食べ物を食べるのも良いかもしれません。

栄養バランスや睡眠などの生活習慣に気をつけるのはもちろんのこと、それにプラス色彩効果も取り入れて、心も身体もポカポカで誰からも愛されるような人を目指していきましょう。