アクエリアス時代の主流になる「エソテリック・ヒーリング」とは? PART.19

前々回から検討している、どうやったら「愛に満たされる」のか?というテーマ、前回は愛を感じられないのは、愛の受け取り方が悪いからじゃないか、ということで、「ハコミ・セラピー」の「ラビング・プレゼンス」という考え方を紹介しました。

これに熟達していくと、どんな人からでも、愛を受け取ることができるようになります。
さらには、相手が人間でない場合にも、愛を受け取ることができるようになります。

私がずっと以前取材して『リラの奇跡』という本に編集・出版して紹介した「リラ自然音楽」の歌手・青木由有子さんは、中学校のとき、学校に行くと色々なことを競争させられるので、それが嫌で登校拒否になり、一人も友達がなくなって、どん底まで落ち込んでしまいました。

そのときに、唯一彼女が心を通わせることができたのが、昆虫や植物たちで、彼らや雲や風などの自然と会話し、そこから愛のエネルギーをもらえるようになって、みるみる元気になっていった、ということでした。

ですから、人間以外の存在からも、愛をもらうことができる、ということになりますね。
では、さらに進めて、何もないところから自分の力だけで、愛に満たされることは可能なのでしょうか?
マザー・テレサのところのシスターたちは、日々、死を目前にしたたくさんの人たちに愛をもって献身的に奉仕していますが、彼女たちの愛のエネルギーは、毎朝、または午後の仕事に出かける前のイエス・キリストに捧げる祈りによって、補充されています。

彼女たちにエネルギーを補充してくれるイエス・キリストのような存在は、本当にいるのでしょうか?
この答えは、難しいですね。
いるかもしれないし、いないかもしれない。
今のところ、証明不可能な問題です。

その問題に対する解答は保留にして、そのようなイメージする自分以外の対象もなしに、自分だけの力で、愛に満たされることがあるのかどうか?

秘教をもとに考えると、答えは、イエスです。
そのときのメカニズムは、ハート・チャクラがカギになります。
ハート・チャクラのエネルギーは、愛の特質をもちます。
そのエネルギーは、魂を通して流れてきます。

実際には、真の愛は、魂からのエネルギーがハート・チャクラを通して流れ込むことによって感じられるのであり、それ以外の愛に近い感情つまり愛情は、真の愛ではないのです。

したがって、基本的には愛は、自分の内部のメカニズムのみによっても生み出されるものだったのです。
もちろん、そのメカニズムを発動させやすい外的な刺激は、ありえます。

聖者のような、キリストのような存在が身近にいれば、その愛の波動を受けて、愛にみたされます。しかしそのときも、自分の魂が喚起されているのです。

真の愛に満たされるための必要条件とは、意外や意外、他人とは関係なく、自分自身の内部の問題だった、ということになります。

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