自己弁護と他人の意見~全ての声は、あなたの声です~

自己弁護と他人の意見

おたより、いただきました。
Q「会社でどうしても、他の人と意見が対立します。いろんなメソッドをして、解決しようとしていますが、うまくいきません。どうすれば、よいのでしょうか?」

どこかの過去記事でも言いましたが、あなたは、他人を通して自分の意見を聞いているだけですので、それは、あなたの意見です。A課長もC部長も、D係長も、みんなあなたの意見です。

A課長
「もう少し、会社の仕事を残ってでもやろうという気にはならんかね?」

あなた
「すいません、妻がコレなもんで、手伝いしないといけなくて」

C部長
「せめて、一時間だけでも残ってくれないかね」

あなた
「ごめんなさい、今日は大切な用事がありまして……」

(帰りながら、あなたの心の声)
「僕のしたことは正しいんだ。実際、他の部署のBさんなんて、いつもすぐに帰っているじゃないか。どうして、同じ会社なのに僕だけ残らないといけないんだ。僕は、正しい。あいつらが間違っているんだ」

これぜーんぶ、あなたの意見です。

あなたは、『会社から早く帰りたいという意見』を持っています。一方で、あなたは、『会社のために残ってでも業務をしないといけないという意見』も持っているのです。対立しているように見えますが、どちらもあなたが持っている意見です。

あなたが持っている、
『会社のために残ってでも業務をしないといけないという意見』を、他人を使ってあなた自身が聞いているんです。他人の意見は、あなたの意見だと認めてください。あなたの意見以外は、あなたの世界には現れません。さらに、帰り道で、心の中でした自己弁護。あなたの持っているAという意見に対して、自己弁護をするという事は、あなたはAという意見を完全には認めていないという事です。

心の中で、「大丈夫、自分の方が正しい、頑張れ、俺!」って言ってる時は、いつでも、正しくない方の意見も支持していることに気付いてください。100%自分が正しいと思っている場合、自己弁護は起こりません。「やっぱ、違うんじゃないかな……」と不安があるからこそ、自己弁護するわけです。この場合も、対立する意見もあなたの意見だと認めてください。

ということで、

他人と意見が対立する時はいつでも、「あぁ、それ(他人の意見)も自分の意見なんだな。自分はAと思っている一方で、Bとも思っているんだな。」と認めて下さい。
自己弁護がココロの中から聞こえてきた時はいつでも、「あぁ、自己弁護したくなるほど、自分の意見に不安を持っているんだな。正当化するということは、それ以外の意見が自分の中にもあるんだな」と認めてください。

あなたがそう思っていない限り、課長の口は動きません。ココロの中で正当化が起こるとき、対立側もあなたの声です。

全ての声は、あなたの声です。
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以上は、ブログ「笑えるスピリチュアル」からの転載です
笑えるスピリチュアル
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