小杉治の『人生山あり、谷あり』PART.5~『選ばれる』と言う事

今回は投稿第5弾です。Facebookでも載せていますので知り合いからコメントを頂くと嬉しいものです。

さて、今回のテーマは、“『選ばれる』と言う事” についてです。言うまでもありませんが、私たちは毎日の生活の中で『選択』をしています。なんて難しく考えなくても、単純に何かを選んでいます。
朝起きる時に寒いなかでパッと布団から出るか?もう少しくるまっているか?悩ましい選択を迫られます。出かける時も無意識に歩く道筋を選んでいます。そして、お昼を食べる時にも麺にするのか丼にするのか一日に幾つも選択をしています。つまり、選ぶ自由があると言う事です。

怒られるのを覚悟で皮肉を言えば太る人は太るようになることを選択して太っていますね。肝臓をやられる人もやられるべくしてやられているんです。その辺の『選択』の話はまたにして今日のテーマは【選ばれる】と言う事です。

自分に選ぶ自由があると言う事は誰にでも選ぶ自由があると言う事です。ですから選んでもらうと言う事は結構大変な事なんです。

その点を2つの視点から考えてみましょう。
まずは、『差別化』と言う言葉はご存知ですよね?
例えば競合商品に対して明らかに違うオリジナルな機能が付いているとか、思いもよらないデザインなどを見た時に『差別化されているなぁ』などと使う訳ですね。ただ、差別化されていればいいのかと言えばここが難しいところです。つまり、提供側の論理を押しつけても『利用者』が選んでくれなくては何にもなりません。そうです。選んでもらえる差別化と言う視点です。これがなかなか難しい。何故かと言うと開発者なりサービスの提供者は専門家でありプライドが有ったりするわけです。そして、その専門性で過去に成功例が有ったりするともっと厄介です。どうしてもその殻が破りにくい状況が生まれる事があります。経験を踏襲しながら新たな発想を取り入れて行けばいいんですがジレンマもあるでしょうね。

選んでいただくためのもう一つの大切な視点と言うのは『卓越性』です。
初めに書いた差別化にも関係しますがどこまで明確に有意差のある差別化をしていくのか?と言うのが卓越性です。例えば最近の『スマートフォン』を思い浮かべてください。以前は一年に一回だった「iPhone」のモデルチェンジサイクルもやや早まってきています。これは開発スピードが速くて商品の魅力が一年持たなくなってきていると言う事を示しています。卓越する差別化だけでも難しい上にその魅力を持続することの困難性は相当なものと言えます。

ただ、ここに救いの光明もあります。それは、人間は機械ではないと言う事です。
人間修行に終わりが無いように人の魅力にも限界はないのです。毎日の生活を見直して自分の厳しく向き合って人に親切にしたりやさしくすることで堂々魅力が磨かれて輝きを増して行けるんです。そして、継続できる人が少ないと言うのもチャンスがあると言う事です。

自分を成長させようと真剣に向き合って世のため人の為に行動を起こせばきっと信頼感のある卓越した差別化された【選ばれる】人になると確信しています。

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