『運命鑑定士』が教える!サンタクロース・トリビア~ギフトブリンガー~

クリスマスと言えば、真っ先に思い浮かぶのがサンタクロースですね。僕もサンタクロースは子供の頃だけでなく、今もとっても尊敬していますし大好きです。

サンタクロースというと、『聖ニコラス』(キリスト教の聖人)というイメージがあると思います。もちろん、それも正しいのですが、サンタクロースって実は結構、ややこしいというか複雑なのをご存知ですか?

たとえばドイツでは、『クリストキント』という人(?)がサンタクロースに変わってプレゼントをくれるそうです。天使のような姿をしているのらしいですが、現代では黄金の翼をもった美女のイメージが定着しているそうです。ルーツはだいたい同じですが、プレゼントをくれる人がサンタクロース(おじいさん)ではなく、お姉さんというのは少々意外な気もしますね。

スウェーデンでは『聖ルチア』という人(?)がサンタクロースの役割なのだそうです。別名を『サンタ・ルチア』というそうです。こちらも美しい女性です。この方は、「HOHOHO」と笑って楽しくしているイメージとはかけ離れて、なかなかシビアなエピソードがあります。

ノルウェーでは、神様というよりは妖精で、『ユール・ニッセ』という人(?)が活躍しているそうです。

こういった『贈り物をもたらす者』の総称を『ギフトブリンガー』と言います。他にもたくさんのギフトブリンガーたちがいるのでご紹介したいのですが、それはまた別の機会にしておきます。

ちなみに、サンタクロースを含めたギフトブリンガー。あまり日本では馴染が無いかもしれませんが、日頃の行いが悪い人たちにはペナルティがある場合もあるそうです。必ずしも、おもちゃなどのプレゼントをくれるとは限らないんですね。木の枝をくれたり、お説教したり、そういう場合もあるそうです。脅すわけではありませんが、「どうせクリスマスなんて…」とふてくされていると、ブラックサンタ(そんな名前ではないですが)がやってくるかもしれませんので、心当たりがある方は注意して下さいね。

最近のサンタクロースは宗教的色合いよりも商業的色合いが強くなってきているのは否定できない事実だと思います。しかし、大切なのは、宗教がどうとか商業がどうとか言う気持ちではないと僕は思うのです。

ギフトブリンガーたちに共通する点を良く考えてみると、彼らの本当の意図が読み取れて来ます。それは「LOVE & GIVE」の精神です。色々なルーツや設定はあっても、この共通点だけは見逃してはならないと思います。

ギフトブリンガーは、僕たちの前に親しみやすい姿で現れて「みんなに夢や希望、愛を与えることによって、みんながより幸せになるんだよ」というメッセージを様々な形でプレゼントしてくれているのかもしれませんね。

近い将来、「将来の夢はサンタクロース!」とギフトブリンガーを志す少年少女たちが増えてくれたら、もしかしたら世界はまた違ったものになるかもしれないですね。僕自身もその精神を改めて再認識しながら、楽しいクリスマスを迎えたいと思います。

メリークリスマス!

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