菅原千春のクリスマスの由来と過ごし方~アロハの島ハワイからMele Kalikimaka!

癒しとアロハの島ハワイから菅原千春です。

いよいよ来週開けにクリスマス・イブ、そしてクリスマスを迎えますね。
我が家も今月、12月1日にクリスマスツリーを飾り、窓と外にもクリスマス・イルミネーションを施しました。

私は毎年11月下旬のサンクスギビングからクリスマス、そしてお正月に掛けてのHoly(神聖)な街の雰囲気が大好きです。
アメリカに暮らし20余年が過ぎますが、お中元やお歳暮の習慣のないこの国はクリスマスに、今年一年のお礼を込めた贈り物を交換し合います。

サンクスギビングの翌日のブラック・フライデー を皮切りに、クリスマスを迎える前日まで、ショッピングセンターは買い物客で大混雑、郵便局はクリスマス・ギフトを発送する人々の長蛇の列、なぜか車も大渋滞。師走と言うのは、どこの国も賑やかで忙しいものなのでしょうね。

「Christmas」(クリスマス)とはイエス・キリストの生誕(降誕)を祝う日で、名の由来は「Crist」(キリスト)の「Mass」(ミサ)の意味。また、この日にギフトの交換をするのはイエス・キリストへの誕生祝いとの節もあり、聖書の「わたしの兄弟であるこれらの最も小さい者のひとりにしたのは、すなわち、わたしにしたのである」(『マタイによる福音書』25章40節)という言葉に由来すると考えられています。これは、困っている人を助けたり、誰かに優しくすることはイエスにしていることになり、神に誕生祝いのギフトを贈ったことになるのですね。

ハワイではこの季節、フード・ドライブ、チェック・アウト・ハンガー、トイ・フォー・トッツとエンジェル・ツリーなど、恵まれない方々への寄付を募るイベントが開催されます。

フード・ドライブとチェック・アウト・ハンガーはハワイ・フード・バンクが主催。フード・ドライブはサンクスギビングやクリスマスにホームレスの人々などにお祝いの食事を無料で配布するためのお米、乾麺(パスタ)、缶詰の寄付を募り、街の交差点では魚釣り用のネットを持ったボランティア達が寄付金も受け付けます。チェック・アウト・ハンガーはスーパーマーケットのレジに3種類の寄付金チケットが用意されており、自分の買い物の精算時に寄付も同時に出来るシステムです。

トイ・フォー・トッツはToy for Tots Foundationと言う団体が運営、恵まれない子どもたちや施設に入っている子どもたちに贈る未使用・新品のおもちゃの寄付を募っています。賛同する小売店、飲食店、銀行などに寄付品を集める箱が設置されていて、全ての人が自由におもちゃを寄付出来るようになっています。

最後にSalvation Armyと言う団体が主催しているエンジェル・ツリー。これは恵まれず、支援を必要としている子どもたちやお年寄りが自身の名まえ、年齢、性別と欲しい物を記入したエンジェルがツリーに飾られています。そこから、寄付者が自身でエンジェルを選びボランティアに申請。その後、エンジェルに書かれた希望の品を購入しエンジェル・ツリーのボランティアスタッフの元に届けるシステム。

私もここに挙げた全てのイベントに毎年参加させて頂いています。そして、この季節の私の楽しみになっています。

エンジェル・プラクティショナー(R)だからか?一番楽しませて頂いているのがエンジェル・ツリー。毎年、娘と同じ年齢の女の子、3歳未満の子、お年寄りの中から一人分ずつを選び、ギフトを届けています。今年も娘と同い年の女の子、1歳の女の子、お年寄りはおじいさんとおばあさんから一人ずつ選びました。

次女と同い年の14歳の女の子は次女もお気に入りのブティックのギフトカード、1歳の女の子は木製知育ブロック、おじいさんはスロークッカー、おばあさんはステンレスのスープ鍋。このイベントに協賛している店舗でのギフトの購入は割引の対象になります。

お名前と年齢、性別しか分からないけれど、私自身が選んだ方々の希望の品々を買いに出掛け、ぴったりなものや私自身も欲しいと思える物に出会えた時は本当に嬉しい。喜んでくださるであろうお相手のことを思うと胸がジーンと温かくなります。人は誰かを助けようとしたり、助けるたびに、その行為で本当は自分自身が救われているのだなと実感出来ます。

愛を分かち合うこの季節、大切な誰か、家族や恋人にはきちんと言葉や態度であなたの気持ち、「愛」や「感謝」を伝えてみませんか?言わなくても分かっているだろうけれど、言葉で伝えてもらえると嬉しいですよね。素直に気持ちを伝えてもらえると、受けた側も心を開いて受け答えが出来るようになるものです。そして、「愛」は伝えたり、与えたりするだけではありません。「愛」は受取るものでもあるのです。照れくさいからと、笑ってごまかしたりせず、その時の感情を言葉にして伝えてみましょう。「ありがとう」「うれしい」「私も!」などの素直な表現や、「うれしいから、今日から毎日言ってください」とか「さっきまでカラカラに乾いてたけど、今の言葉で一気に潤ったよ」など、茶目っ気たっぷりに受取ってもいいと思いますよ。

クリスマスは愛を与え、受け取り、分かち合い、そして今、自身に与えられている全てに「感謝」する日!本当は毎日をこう過せたらいいのだけれど、そう出来ないことも、出来ない時期も日もある。だから、特別に与えられたこの季節に「心の安らぎ」「無条件の愛」「永遠の命」について考えみるのもステキかも?

最後に、神から与えられた私たちへの最高のギフト(プレゼント)をご存知ですか?

それは、私たち・・・「あなた自身」「今ここに生きていること」こそが、この人生において最もステキな最高の贈り物(ギフト/プレゼント)なのです。

12月21日について、世間ではいろいろと言われているようですが、私的には何事もなく一日が過ぎて行くと信じています。しかしながら、多くの人々に内的変容が起り、大きな心の向上と更なるスピリチュアルな進化を遂げることになると思います。

そして、この日は「冬至」で「はじまり」の気が強い日ですから、お気に入りの洋服や小物を身に着ける、かぼちゃを食べたり、柚子湯に浸かるなどで運気を上げて、新しい年を迎える準備をしましょう。

みなさまのHoly Christmas(聖なるクリスマス)が思い出深く、楽しい一日でありますように☆

次回の記事は『菅原千春の空を見上げて〜2012年12月28日蟹座の満月〜』です。

アロハの島ハワイからMele Kalikimaka!(メレカリキマカ)ハワイ語でMerry Christmasの意味

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございます。

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