生理痛専門治療院から「生理痛をなくすためにできること」PART.3~生理痛と食習慣

生理痛専門治療院から「生理痛をなくすためにできること」PART.3~生理痛と食習慣

<生理痛と食習慣の関係は?>

雑誌やインターネットなどで「生理痛には豆乳が効く」、「DHAを摂取すると生理痛が改善します」といったようなトピックを見かけます。
あなたもこういった生理痛の改善と飲食物に関する情報を目にしたことがあるのではないでしょうか?
私たちにも「生理痛を改善するためには、どういった食品やサプリを摂ればいいのでしょう?」といったような疑問やお悩みをお持ちの方からのご相談をいただきます。

確かに、生理痛と食習慣には大きな関係があるようです。
私達の身体の働きを調節するホルモンなどの化学物質は、身体に取り入れた飲食物から作られています。
例えば、卵巣で作られるエストロゲンというホルモンの原材料は脂肪(コレステロール)です。
このホルモンは、動物性脂肪の摂取によって増えることが科学的に解明されているようです。
体内でエストロゲン・レベルが過剰になると形成される子宮内膜が正常よりも厚くなり、痛み物質の過剰な分泌を招いたり、細胞の増殖や腫瘤化の促進につながり、子宮筋腫や卵巣嚢腫などの病巣が勝手に増殖してしまう可能性があるといいます。
実際、生理痛に悩んでいる人は、エストロゲン分泌が過剰になっていることが多いようなのです。

また、ダイオキシンのようなホルモンと同じような働きをしてしまう物質も、飲食物から取り入れてしまうことがあります。
こういった物質によって、アレルギー反応が高められて炎症が起こったり、痛み物質が過剰に分泌されて、生理痛を引き起こしてしまうこともあるようです。
他にも本来は存在しない場所にホルモンを作り出してしまい、子宮内膜症や子宮腺筋症の原因になる、という意見もあります。

このように不適切な飲食物を身体に取り入れていれば、生理痛悪化や子宮の病気発症のリスクは増していくのです。

<どういう食習慣が好ましいのだろう?>

では、生理痛を改善するためには、具体的にどういった食習慣を送るのがいいのでしょうか?
その答えは簡単には言い表せないようです。
生理痛を改善するための食に関する情報には様々な見解があり、何がいいのかは、それぞれの立場で異なります。
どの立場を支持するかによって、適切な答えは異なるのです。

例えば、ある書籍では生理痛の改善に牛乳や乳製品の摂取をすすめています。
1日に摂取する目安として600ml以上と書かれています。
一方で、牛乳や乳製品は、体内のエストロゲン・レベルを上昇させるとして、摂取しないようにすすめている書籍もあります。
それぞれにもっともらしい根拠があります。
ヨーグルトを毎朝食べていたら生理痛がよくなったとか、逆に乳製品をやめたら生理痛が改善されたというような体験談も数多くあります。

どちらがいいのか、簡単には判断できません。
個人差もあると思います。
生理痛の原因にもよるでしょう。
様々な情報が錯綜しているのが、食習慣の改善で難しいところだと思います。

<食事の取り方にも注意>

上記のような食事の内容も大変重要ですが、食事の量や摂取の時間、回数なども身体の働きに大きく影響を与えます。
暴飲暴食などで胃腸を酷使し続ければ、その影響は身体の様々な部分に及んできます。
単純に食事の内容だけを変えればいい、というわけではないのです。

<食習慣を変える>

基本的に何をどのように口にするかは、自分自身の選択です。
食習慣は、自分の心掛け次第ですぐに変えることができるので、取り組みやすいテーマと言えるでしょう。
ただし、先述のように食習慣に関しては統一した見解がないため、実践しても効果に結びつかないことも多々あります。
1つの情報だけを見て、盲目的に実践するのは賢明ではありません。
色々な情報に触れ、自分の状況と照らし合わせて判断することが大切です。
これからこの連載で紹介していく食習慣もそういった情報の1つとして、とらえていただければと思います。

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