心が楽になる幸せ体質の作り方PART.6 ~スピリチュアルを現実に活かすためには?

スピリチュアル初心者が陥りやすいものとして、目に見えないものばかりを大切にして、現実的なものから目を逸らしてしまう傾向が見受けられます。

私自身そうなのですが、スピリチュアルに興味を持つ方のほとんどが人生のなかで物質的・現実的なものだけでは解決できない壁に遭遇した際にスピリチュアルに興味を持ち、それまでどんなに頑張っても解決しなかったことが解決したり、解決しなくても心が軽くなったりしてスピリチュアルな世界に嵌っていきます。
実際、天使とお話したり宇宙人と交信したり未来を予知したり、それらの能力を身につければ色々と便利で楽しいです。しかし、せっかく肉体を持って生まれてきたのだからスピリチュアルな能力を現実に結び付けてより豊かな人生を送ることが出来ればもっと楽しいのではないでしょうか。

第1~第3チャクラは肉体的な能力に、第5~第7チャクラは精神的な能力に関連し、肉体と精神のバランスを第4チャクラが調整しているといわれます。これまでの現実世界が苦しくてそこから抜け出したくてスピリチュアルに出逢った。なんとなく楽にはなったけど、でも現実的な問題がまだまだ山積みだという方は、第1~第4チャクラのいずれかが上手く機能していないのかも知れません。

特に第1チャクラはベースチャクラとも呼ばれ“生命の源”としてのエネルギーを供給する場所であり“今ここを生きる”という意味合いがあります。今年の12月21日にアセンションが起こると騒がれて様々な説が飛び交っており、一部では幸福な人と不幸な人の格差が広がり二極化すると言われたり、肉体を手放して魂だけの世界になるとか言われていたりするので、不安になる方もおられるかも知れませんね。

そんな不安の中では今ここを生きるという意識もなかなか持ちにくいものです。しかし、そんなときこそ深呼吸をし、心を落ち着け、現実世界をしっかりと見てください。テレビや新聞などのメディアで発信されていることではなく、あなたとあなたのまわりにいる人たちとの関わりのなかで感謝して受け取れることはないか、感謝されて与えられることはないか、目を凝らして探してみてください。そんな感謝し感謝される関わりが“今ここを生きる”ことに繋がるような気がします。

アセンションも様々な説がありますが、私が思うアセンションは“今ここを生きる”意識が多くの人のなかでこれまでより鮮明に芽生えるのではないかと思っています。東日本大震災後、“絆”の力強さを体験した人が増えました。小規模のコミュニティがたくさん誕生し、その中で個人が輝ける役割を得た人が増えました。多種多様の経歴を持つ人々がひとつの大きな目的のために集まり、お互いに認め合い助け合う形で仕事をする企業が増えてきました。

テレビや新聞では暗い話題が大部分を占めますが、もっと身近なところに感謝を持って目を向けてみれば希望に満ちた明るい話題はいくらでも落ちています。先行き不明な事柄に不安を抱くのではなく“今ここを感謝を持って生きる”それがスピリチュアルを現実に活かす為のひとつの方法だと私は感じています。

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