アクエリアス時代の主流になる「エソテリック・ヒーリング」とは? PART.14

「アストラル体」について、PART.11で、「この身体は現在の人類において、数ある中で最も強力な働きをする身体であり、大半の病気の原因がこの身体に起因する」と書きましたが、このことについて、もう少しご説明したいと思います。

私たち人間は、肉体以外にも目に見えないレベルで、波動の荒いところから精妙な方に向けて、順に、エーテル体、アストラル体、メンタル体……と呼ばれるような、様々なとされています。
幾層もの見えない身体をもっているということは、以前に述べました。

秘教では、すべてはエネルギーである、という立場に徹して現象を見ていきますので、そういう見方からすると、それぞれの身体は皆、「エネルギーの器」といえるわけですが、現在の人類の大半の人はその中で、アストラル体がもっとも強力なエネルギーの器になっており、またそこに意識が集中しているため、事実上、アストラル体=感情に支配されている、ともいえる状態になっています。

なので、「感情と知性が闘うと、感情が勝つ」ということになるわけです。それで、「分かっちゃいるけど、止められない」となって、悪い生活習慣を断ち切れず、病気になる、ということになります。

では、強い意志力を発揮して、欲望・欲求を抑え込めば病気にならないか? というと、そうではなく、過度の抑圧はまた病気を生み出します。癌は、典型的に感情の抑圧による病気だと、『秘教治療』の中で語られており、このことは、実際に医療現場において「真面目なタイプの人(タイプC)が癌になりやすい」といわれているようなことと対応しています。

秘教では、アストラル体の状態は、エーテル体に属するチャクラを経由して、肉体では内分泌腺に反映されており、「人は、内分泌腺によって、その人であるところのものになる」とも言われています。内分泌腺に関しては、その人の特徴を霊的進化段階まで含めて、隠さずに反映しているとも語られていますが、まだまだ一般の科学や医学の研究者の関心は低いようです。

しかし最近は、「精神神経免疫学」と呼ばれるような分野が発達してきて、ホルモンから内分泌腺の研究が徐々に進んできているように見受けられます。
アリス・ベイリーには、「医学の研究は、内分泌腺から、やがて、それが反映するところのもの、すなわちチャクラに注目の焦点が移り、その存在を証明することになろう。」と述べられています。現在でも、インドで伝統的に語られてきたチャクラに対応するところに、主要内分泌腺が存在していることは確かめられますが、それが実際に予言通り、現在は科学的証明が困難なチャクラの存在を証明することになっていくのか? その研究の動向は、とても興味深い問題です。

さて、それはともかく、話を戻して、この手におえないやっかいな感情というものをどうやって扱うかが、現時点での個人レベルの医療における一番重要な問題である、ということができるわけですが、これに関しても、『秘教治療』には、とても注目すべき示唆がなされています。

たとえば、「典型的に感情の抑圧による病気」とされた癌について、“抑圧”に代わる方法として、「正しい変性の秘訣の中に癌の治療法がある。」(上・P87)と書かれています。
では、その“変性”とはいかなるものか? というと、具体的な活動としては、「完全に創造的な外的生活である。」(下・P217)と述べられているのです。
「創造的な生活が、癌治療の根本対策になる」とはいかなることなのか? これには、チャクラ間のエネルギーの関係を説明しないといけないので、おいおいまたゆっくり解説させていただこうと思います。

▼「エソテリック・ヒーリング連続講座 ~ メンタル体」
12月5・9・10日 各 10:00~16:30 (3回とも、同じ内容です。)
詳細は神尾学のホームページをご覧ください。
http://holisticreading.com/


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