『運命鑑定士』が教える!「時間の法則」とは?~<時間>は人それぞれ異なる2~

今、こうして執筆をしているわけですがちょっぴり肌寒いです。その涼しさが秋を感じさせてくれます。そして、もうすぐ冬がやってくるなー…ということは、もうすぐ来年だ。月日が立つのは早いものだ。まさにそんな気分です。
秋なんてまさにそうだと思うのですが、「私って今まで一体何をしてきたんだろう。<時間>だけがどんどん過ぎ去ってしまった気がする…」なんて感傷に浸ったりしませんか?
そもそも<時間>って何なのでしょうか。空気と一緒で当たり前のように存在しているからあまり意識した事が無いと思います。

<時間>というのは、物事等の変化を認識するための基礎的な概念です。つまり、時の流れの事です。そして、<時間>というものを意識するから私たちは現在を基準に過去、未来などという、リアルた意味では無い<時間>の事を意識することができます。ちなみに<時間>の概念は分野ごとで様々な解釈がありますので、未知なる部分もまだまだ存在します。タイムマシンなんかを思いつく限り具体的にイメージすると、<時間>の未知なる部分が浮き彫りになって来るのではないでしょうか。
今回は、そんな<時間>の概念について、もう少し細かく一緒に考えてみたいと思います。もしかしたら、<時間>というものを深く理解することで、あなたの人生に何らかのプラスの変化が出てくるかもしれませんよ。

【体感速度】:これは文字通り体感なので、時計などのように数値化したものではありません。視覚や振動等のスピードの感覚ですね。たとえば、人間の歩く速度は時速4kmだと言われているのですが、自動車で時速4kmで走行した場合、どう思うでしょう。遅く感じますよね。同じ30分という数値化された概念で車で30分走るのと徒歩で30分歩くのを比べた場合、おそらく徒歩30分の方が<時間>のたくさん使っているような感覚になったりもしますよね。距離の問題を深く考えなかったとしても。ちなみに乗り物に乗っている時は、視点が低い物に乗っている時の方がスピーディーに感じられます。

【ジャネーの法則】:これは、あまり聞いた事が無いかもしれませんね。ポール・ジャネーというフランスの哲学者の名前です。ちょっとだけややこしいのですが、弟は心理学者です。別に心理悪の試験に出るとか、そういう事も無いと思うので、人名とかはあまり覚えなくても良いです。この法則は、「主観的に記憶される年月の長さは、年少者にはより長く、年長者にはより短く評価される」「生涯のある時期における<時間>の心理的長さは年齢の逆数に比例する」(「ミネルバ心理学辞典」より)という内容です。つまり、年齢を重ねるにつれて、1年が短く感じられるという説です。とても興味深いと思うのでぜひ覚えて下さいね。
今回は2つの<時間>のお話しをしました。これらを通して僕が強調したかったのは、少しややこしいのですが、体感速度は同じ<時間>でも同質とは言い切れないという事です。

人生という限られた<時間>の中で自分が如何に充実した時を過ごすかはもちろん重要ですが、自分の<時間>の主観だけで生きるのではなく、<時間>とは、個々人の置かれる状況によっても解釈が変わって来るわけです。だからこそ、<時間>というものをここで学んで頂いたのは、それを応用する事で<思い遣り>にも活かせると思います。案外、みんなの<時間>とは同質なのだとと思い込みすぎて相手の立場や状況を察してあげられない人もいると思うので大きな差がつくと思いますよ。

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