ナチュロパスなみの自分の体を信じる PART.8 『健康な体を作る基本』

クライアントにサプリメントを処方し、日本の皆様にサプリメント等をお届けすることを生業としていますが、サプリメントはあくまでも補助的なものでして、決して食物の代替にはなり得るものではありません。
また例えどんなに良いものであったとしても、毎日毎日同じものを繰り返し長期間に渡って摂取するというのはあまりお勧めできません。

あくまでも体を作る基本は食です。

食べ物から頂くのは、食べものそのものの命であり、バイタルエナジー(生命力)であり、自然そのもののビタミンやミネラルであったり、その栄養素の吸収を助ける酵素であったり、ビタミン等と相乗効果のあるフラボノイド類であったり、抗酸化物質であったりします。

現代医学の父とも言われる古代ギリシャの医師ヒポクラテスの有名な言葉に『You are what you eat.』というものがあります。
これは『食べものがあなたを作る』と言った意味の言葉です。

食べものが作るのは実は体だけではありません。健康な心も食べものが作ります。
ハッピーな気持ちにさせてくれるセロトニン等の神経伝達物質も、アミノ酸やビタミンB6群、マグネシウムから作られます。
その神経伝達物質の働きをスムーズにしてくれるのが青魚等に多く含まれるDHA等の必須脂肪酸です。

ヒポクラテスの残した有名な言葉に
『Let food be thy medicine and medicine be thy food』
『汝の食物を汝の医薬とせよ、汝の医薬は食物とせよ』というものもあります。

食べものがあなたの命を、体を、心を、健康を作るのです。

食事の他にも大切なのは十分な水分補給です。
まずは1日8杯の白湯を飲む事を始めてみて下さい。
8杯と聞くとかなり多く感じますが、意外に8杯の水を飲むのは簡単だったりします。

朝起きてまず2杯。
食後にカフェインの入っていないお茶等を1杯。
午前中に1杯。
昼食後にカフェインの入っていないお茶等を1杯。
午後に1杯。
仕事から帰ったらまず1杯。
夕食後にカフェインの入っていないお茶等を1杯。

これでもう8杯となります。

体内が潤っていないとお肌も潤いません。これからの季節、空気の乾燥が増々激しくなる日本では、体内を潤すことも乾燥肌の予防につながります。
コーヒーや紅茶、緑茶、アルコール等の利尿作用のあるものばかり飲んでいませんか?
のどの渇きをジュースや炭酸飲料、ビール等のさらに喉が渇くような糖分たっぷりのもので潤そうとしていませんか?
お水を飲む事は体内に溜まった老廃物をスムーズに体外に排出すること、血液の流れをよくすること、細胞を水々しく保つ事、お肌を潤すこと、代謝、酵素活動を促進する事につながります。

健康な体を作るためには、サプリメントに頼り過ぎることなく、栄養バランスの取れたお食事、十分な水分摂取、ストレスの軽減、適度な運動やストレッチ、マッサージやヨガ、瞑想等のリラクゼーション、十分な休息や睡眠、心から大笑いをすること、情熱を持って打ち込める趣味を持つこと等をまずは心がけましょう。

小さなことの積み重ねが大きなことに繋がります。

小さなことの積み重ねが大きな病気に繋がるように、小さなことの積み重ねが健康な体を作ることになるのです。

Your health, we care.

★バックナンバーはコチラ