ジョンオブゴッドに会ってきた PART.2「スープボランティアの火曜日」

カーサの火曜日は、「スープボランティア」の日。

エンティティの治療がおこなわれる水~金曜日に人々へ無料でふるまわれる「ヒーリングスープ」を作るお手伝いに参加した。
たくさんの野菜の皮むきとカットが主な仕事。

かぼちゃの皮はなかなか硬い。
「シュシュ」というズッキーニの仲間の野菜はゼリー状の液体が湧きでてくる。
手の皮が剥けるほど頑張って手伝った(笑)。
もちろん、後始末も仕事のうち(この頃になるとランチタイムと重なり多くの人は消えている笑)。
こうしてボランティアによって下ごしらえされた野菜たちがじっくり煮込まれ、エンティティによってエネルギーを注入され、ヒーリングスープへと変身する。
お味は……とっても美味しい!
野菜だけを煮込んだとは思えない深みのある濃厚な味わいに、お替わりをしている人もちらほら見かけた。
このヒーリングスープが水~金曜日の治療中、
毎日無料でふるまわれる。
なんて太っ腹。

さて、翌日から始まるエンティティの治療に備え、ツアー参加者それぞれがエンティティに尋ねる「問い」を3つ考えるように指示が出た。
ガイドのヘザーは、ジョンの世界出張へも通訳として参加しているほどカーサと密接に働いているので、短時間のうちにエンティティによりよい「問い」ができるよう、それぞれヘザーと話し合う事になった。
(英語では「ASK」→ニュアンスとしては「質問やお願い」)
「問い」が3つなのは、ツアーにおいてのルール。
ヘザーは少しでもエンティティを煩わせないよう、「用がすんだら何度もエンティティに面会しない様に」と気遣いしていた。
(個人でカーサを訪問した場合はそれぞれの自由です)
私の質問は、「家族との清算」「ミディアムとしての向上」「動物の為に働きたいので協力してほしい」に決まった。
最後の一つは、100%お願い(笑)。

 

その晩は翌日からの治療に備えて、9時にベッドに入ってすぐに眠った。
……すると、夜中の11時半に男の人に起こされた(生きてる人ではありません)
「鍵をかけないと、誰でも入れちゃうよ~。誰かを誘惑する事はいけないんだよ~」と話しかけられ起きてしまった。
確かに、このホテルは正面玄関と各窓に鉄格子があり、塀の上には電線が張り巡らされていてセキュリティも大丈夫そうだったし、ましてや宿泊客は全てスピリチュアルなツアーの参加者。
特に、私とジュリーの部屋は食堂のすぐ隣にあり人の目が常にあるため、「鍵かけるの面倒くさいし、かけなくてもいいよね」と話したばかりだった。
「ああ、どうしよう。すぐに鍵をかけなきゃ……」と思いつつも面倒くさくてうだうだしていたら、今度は誰かが私のおなかに手を置いて、上に乗っかってきた。
「あれ、ジュリーったら……。私の腸の調子がイマイチなの知ってて癒してくれてるんだ~」と思った瞬間、「違う!私のベッドとジュリーのベッドは離れてるから手が届くはずが無い!」と気づき、慌ててパニックになった途端に金縛りにあい動けなくなってしまった。
しばらくウンウン唸った末、やっとの思いで寝返りをうつと、怯えた顔でジュリーが私を凝視していた。
「……大丈夫?」と聞くジュリーに、
「大丈夫じゃないよ~!鍵かけなさいって言われた!」と説明し、
とにかくすぐに施錠した。
「相当うなされてたわよ」とジュリー。
「え~!知ってたんなら起こしてよ~涙」
「だって……昨日、鳥のモノマネしてなかったって言うから。今日もなにか事情があるのかと思って……」
いや、だから昨日のは外にいた本物の鳥で、今日のは実際に私が唸ってたんだってば!
その夜私を起こした男の霊は、決して高い波動の持ち主ではないようだった。
ちょっと好奇心があってお茶目な霊が、私のところに立ち寄って、面白半分で説教をつぶやいたような感じ。
一方で、お腹に手を当ててくれた霊は明らかに高い波動と共に、お腹を癒しに来てくれていた。
もっと冷静になればよかった、驚かなければよかった~と、今更ながらもったいない(涙)。

私に隙が出来てしまっていたので、その後も色々な霊達が現れ、その晩は明け方まで眠れなかった。
メイン通りを列をなして歩く霊の行列も見えた。
カーサには癒しを求める人間が世界中から集まる。
同時に、癒しを求める霊達も世界中(?)から集まってきている事をしっかりと確認した夜でした。

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