ジョンオブゴッドに会ってきた PART.1「カーサの月曜日」

サンフランシスコから乗り換えを含め合計14時間のフライトでブラジルの首都ブラジリアの空港へ到着。
そこから車で90分、アバディアニアの街にある聖イグナチオの家(カーサ)に到着した。

ずいぶん前に、日本で心霊手術を受けた。
ブラジル人のミディアムが霊界のお医者様を身体に入れて治療をしてくれるのだが、(ミディアムの身体に入って治療を行う霊をエンティティと呼びます)、ちょうどその2週間前にブラジル人ミディアムSと運よく出会えた私は、即心霊手術が受けられることになったのだ。

その時は、日本の法律にのっとってエンティティたちは器具を使わず患部に手を当てたりして治療を行っていた。
その時の私は「傷ついたハート」の治療をしてもらった。
手術の最中は大量の涙が溢れ、忘れていたはずの、生まれてすぐのことを鮮明に思い出していた。

確かに手術の後の私は、人生をより良く転換させることができた。
ここブラジルのカーサでも、ジョンという素晴らしいミディアムがSと同じようにエンティティを身体に入れて心霊治療をしてくれるという。

日本を発つ前に「ジョンオブゴッド」という本を手にし、読み終わってすぐに「いつかブラジルのカーサに行くぞ!」と決めていた私は、1年半後に希望を果たすこととなった。

一つ寂しいことに、今回参加した『ジョンオブゴッド』の著者、ヘザーカミングのツアーに参加しようと誘ってくれたかつてのアウェアネスクラスの生徒さんが急に他界してしまったために、一人でのツアー参加となったことだ。

カーサでのエンティティによる治療は水曜日~金曜日に行われるため、月曜日の午後のカーサでは人々が気ままにカーサの庭を散歩したり、ベンチで瞑想したりしている。

犬も幸せそう!

到着して早々の月曜日は、カーサの中を色々と案内してもらえた。

これらの杖は、歩行困難だった人たちが治療を受けてその場で歩ける様になったため必要の無くなった杖の山!

霊が治療を行う水曜日、木曜日、金曜日になると、このホールはエンティティとの面会を待ちわびる人たちで溢れかえる。

 

今回ヘザーのツアーには30人以上の人が参加していて、そのほとんどがアメリカの各州から集まった人々だった。60代前後の人々が多数を占める中、私はニューヨークから一人で参加している同年代のジュリーと2週間相部屋で生活することになった。
ジュリーは今年に入ってあるヒーラーと出会い、瞑想を学び、そのヒーラーの勧めでカーサへ来ることにしたそうだ。
「私は特に何も見えないし、感じないのよ」と話すジュリーはとても明るく素直な素晴らしい女性で、2週間の共同生活も楽しく仲良く過ごすことができた。
初めてのアバディアニアでの夜は、一晩中、部屋の外で鳥が鳴いていた。

翌朝目を覚ますと同時にジュリーが言う、
「ハルカ、あなた一晩中、鳥のモノマネしながら寝てたわよ!(うるさかったわ~)」
いえいえ、それ、本物の鳥ですから……。

鳥の鳴き声が私のモノマネで無かったことが発覚し、しかし翌火曜の晩に金縛りでうなされることになる私はジュリーに起こしてもらえず、ちょっとの間もがき続けなければならなかったのだ……笑

~つづく~