ホリスティックケア・プアマナの宇宙の法則・身体の法則 PART.2~「心が痛い」ということ

横浜で女性のライフステージに合わせた鍼灸・美容鍼灸・疏泄(疏泄)マッサージ・リコネクションのサロンを開業している ホリスティックケア・プアマナ(puamana)です。

心と身体がつながっている、というのは皆様よくご存じだと思います。
今回は、心の痛みが身体の痛みとして感じられてしまうケースの実際の例をご紹介しながら、病気を診るのではなく人間丸ごとを診る ホリスティックケアについても少しご説明させていただきたいと思います。

ホリスティック医療、ホリスティックケアという概念では、人間のボディー・マインド・スピリットという三つの要素を合わせて診ていく、ということを最も大切にしています。
つまり、身体だけでもない、心だけでもない、スピリット(魂や精神活動)や生活環境といったものまですべて含めた観点から、今、感じている不調を改善していくものです。

そのためにホリスティックケア・プアマナでは、プライベートスペースでの施術、というスタイルを守り続けています。鍼灸(しんきゅう)やマッサージの効果は多くの方に実感して頂けるものですが、社会的、家庭的にもいくつもの役割をこなさなくてはならない現代女性にとっては特に、身体のケアと心のケアは切り離せないものであると実感しているからです。

「身体のケア」と合わせて、プライベートな空間で心置きなく話して頂くことで、患者さんご自身の中からまるで泉から光が指すように思わぬ解決策が導き出されてくるのをお手伝いする、そのための施術スタイルなのです。

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「腰が少し痛い」と半年ぶりに予約頂いたY様。

「前と同じような状態に戻ってしまいましたか?」
「いいえ、2度目に伺った後(これが半年前)、息ができないほど痛かったのはなくなったんです。」
えっ?息ができないほど?確かに悪い状態でしたが、カルテにもそんな事は書いていません。
ご本人としては、呼吸がしにくく、息が吸いにくかったのだそうです。
早速拝見すると、腰痛の程度はご本人のおっしゃる通り「少し」
強いて言えば、一番強いのはストレスです。

そう言えば、と、施術しながら段々に思い出してきました。
この方は、前回、「悩んだらまた来ていいですか?」と言って帰られたのでした。お悩みの詳細は省きますが、一朝一夕に解決できるようなものではありません。
スピリチュアル的に言うと「全人生を通しての大きな学び」。ご友人などにも打ち明けにくい性質のものでした。
つまり、この方にとって腰痛は、抱えきれない心の葛藤を身体が表現したものだったのです。
息ができないほど痛かったのは、実は前回も心だったのかもしれません。

社会的にも家庭人(妻、母、母親から見れば娘)としても常識的で、世間的には理想的な家族、友人、同僚の役割を果たしている方ほど、周囲を慮ってご自身に無理を強いてしまう傾向があります。
新しい経験や試練に対して、自分の常識や価値観が役に立たないどころかかえって障壁になる、と知った時、人は初めて「いつもの常識」を疑い始めます。けれども、今までの価値観を否定する勇気が持てずに葛藤を続けてしまうのです。

そんな時、他人から「価値観の方を疑ってみても良いのではないですか?」という提案がされるだけで、心がすうっと楽になってしまう、ということもあるのです。加えて施術のメインは鍼灸やマッサージですから心も身体も気持ちが良くなります。

ところが、本当はこの時、一番気持ちが良くなっているのはスピリット(魂)であることはまた別の機会にお話ししたいと思います。

Y様は、最後に玄関で「これでまた立ち向かえます!」と笑って帰られました。
「腰が少し痛い」の本当の意味は「息ができないほど心が痛かった」だったんですね。

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「心と身体」はつながっていると、直実感した出来事でした。