ハロウィンを彩るカラーの魔法 ~カボチャの「オレンジ」と魔女の「黒」があらわす意味

ハロウィンの季節が近づいてきました。

一年を通じて四季折々の様々なイベントがありますが、この秋のイベント・ハロウィンが私は一番好きです。もともとアメリカのお祭りですが、ここ数年で日本でも馴れ親しまれ、街には可愛いカボチャやオバケの絵をあしらったお菓子と小物で溢れかえるようになりました。その可愛くて陽気な雰囲気にとても心が和みますよね。

ハロウィンは遠い昔、イギリスに住んでいたケルト人がご先祖様を供養するために行ったお祭り「サムハイン」がルーツとされています。この話ですが、初めて聞いた方も少なくないのではないでしょうか。

その後、人々がヨーロッパを往き来する中で、ローマの果実の女神「ポーモーナ」をまつった「ポーモーナ祭」や、キリスト教の「万聖節(ばんせいせつ)」(すべての聖人を記念する日)などとあわさり、やがて、「万聖節前夜」を意味するハロウィンとなりアメリカにも伝わりました。ご先祖様の供養や、食べ物に対する感謝のお祭りなど、いくつかの要素が組み合わさったイベントなのですね。

現在行われているハロウィンは、徐々に変化を遂げて子供たちが主役のお祭りとして伝わっています。
この日、カボチャで作ったちょうちんを家に飾り、子供たちは様々な仮装をします。
そして、「トリック・オア・トリート!(お菓子をくれなきゃイタズラするぞ!)」と言いながらご近所の家々をまわりお菓子をもらいます。
家の人は「ハッピー・ハロウィン!」といってお菓子を渡すそうです。

さて、ハロウィンといえばオレンジ色のカボチャのオバケや黒いとんがり帽子にマントを身にまとった魔女が思い浮かびますよね。
今回はそれらの愛しきハロウィンのキャラクターたちの色の魅力についてお話しますね。

●カボチャさんのオレンジ●

オレンジ色は見る人をワクワクさせてくれ、パワーを与えてくれる元気カラーです。
「陽気」、「活気」といった意味合いを持つオレンジ色は、ハロウィンのお祭りを一層楽しく引き立ててくれる色でもあったのですね。食欲を誘う効果もあるので、お菓子を貰いに行く子供たちの楽しさが倍増しているかもしれません。
オレンジ色はコミュニケーションの能力をアップさせる効果もあるので、地域の大人達との交流も深まりますね。

●魔女さんの黒●

黒には様々な意味がありますが、「死」や「悪」、「不吉」、「静寂」のイメージがあります。ハロウィンはご先祖様の供養の意味合いや悪いオバケを追い出す儀式的なお祭りでもあるので、この黒はとても重要な意味合いを持っていると言えるでしょう。
自信のある人が黒を取り入れると、次々と良い仕事や恋愛を引き寄せ、プラスのオーラを出し、人々を魅了する効果もあります。あなたも素敵な魔女を演出してみませんか。

 

私は思うのです。
ご先祖様を敬う気持ちや食べ物のありがたみを感謝する気持ち、みんなで楽しみたいという気持ちは大人も子供も関係ありません。
たまには大人の皆さんも仮装して子供たちを楽しませてみませんか。
くれぐれも怖がらせ過ぎないように^^