ホリスティックケア・プアマナの宇宙の法則・身体の法則 PART.1~セルフケアでデトックス

はじめまして。横浜で女性のライフステージに合わせた鍼灸・美容鍼灸・疏泄(疏泄)マッサージ・リコネクションのサロンを開業している ホリスティックケア・プアマナ(puamana)です。
これからTRINITY WEBで、「ホリスティックケア・プアマナの宇宙の法則・身体の法則」というタイトルで毎週金曜日に連載をすることになりました。どうぞよろしくお願い致します。

**********

肝臓と腎臓は、どちらも解毒を司る器官です。
鍼灸でも肝臓や腎臓の関連部位に施術をすると終わってからトイレに直行し、「びっくりするほどおしっこが出ました」という患者さんが多くいらっしゃいます。

厳しかった今年の夏に溜まった老廃物が秋の間にうまく排出されないと、「たくわえる」季節である冬を迎えた時にまだ、夏の疲れが残ったままになってしまいます。
冬を迎える前に、自宅でできるセルフケアで是非とも夏の疲れは癒してしまいましょう。

現代人の肝臓と腎臓は、添加物や化学製品、肉や砂糖などの分解と除去で、たいていはオーバーワークです。実は、肝臓と腎臓の養生は、温めるという簡単な方法でご自宅でもできるのです。

アレルギー疾患も、漢方では肝臓や腎臓の養生によって対処するという考え方が基本ですが、エドガーケーシーも、湿疹の手当てで肝臓にシップの指示をしていましたね。

慢性疾患のある方は特に、普段の漢方や鍼灸の治療に加えて肝臓と腎臓の機能を高めるための温シップを併用すると治りが早くなります。これがこんにゃく湿布。

こんにゃくで湿布?と思われる方もいらっしゃるでしょうが、民間療法としては最もポピュラーな両方の一つで、上に上げたようなアレルギー疾患、婦人科系の疾患、腰痛、肝臓病、腎臓病など、様々な不調に用いられてきました。
今日は、ご自分でできる解毒機能アップの肝臓腎臓のこんにゃく湿布の方法をご紹介します。

こんにゃくをお鍋で温めたものを肝臓と腎臓の上に乗せる、という単純なものですがデトックスを始め効果は抜群。
ただし、こんにゃくを温めるというひと手間が面倒なので、「使い捨てのカイロで代用できないですか?」というご質問をよく頂きます。
使い捨てカイロによる湿布でも、何もしないよりはマシですが、残念ながら効果は大きく劣ると言わざるを得ません。
湿った「湿性の熱」であるこんにゃくは、乾いたカイロの熱に比べ、まるで遠赤外線効果のように深部にまで届きやすいといわれています。加えて、実際に体験していただくとわかるのですが、じわじわと熱が浸透してくるこんにゃく湿布は何とも言えない気持ちよさ。
少し手間はかかりますが、是非こんにゃくを使っての湿布をお試しになってみてください。

<腎臓を温めるこんにゃく湿布>
1.こんにゃく2枚を10分ほどお湯で煮て温めます

2.タオルを2枚から4枚、こんにゃくに巻きます
3.うつ伏せになって、左右の腰骨の上に1枚ずつのせます
4.そのまま30分ほど休みます
5.最後に冷たいタオルで温めたところを拭きます

 

<肝臓を温めるこんにゃく湿布>
※ 1.2の方法までは、<腎臓>と一緒です。

3.仰向けで、右の肋骨の下(ウエストの上あたり)に、タオル巻きこんにゃくをのせます。肝臓は大きいのでのせられれば2枚共使用してもOK
4.そのまま30分ほど休みます
5.最後に冷たいタオルで温めたところを拭きます

 

同じくアレルギーなどを始め、内臓疾患全般に効果があるといわれ、自然療法のセルフケアでは最もよく使用されるビワの葉が手に入る方は、1年以上木についていた濃い色の葉を洗って、光沢のある面を肌にあてその上からタオルで巻いたこんにゃくを載せると薬効が加わって効果も数倍増します。
ビワに限らず自然療法に使用する植物には自然のエネルギーが宿っています。

植物を利用した療法では個々の植物の持つ薬効と、この自然のエネルギーが大切な役割を果たしているのだと感じます。
ビワの葉はこれから11月くらいまでは剪定期なので、近所のビワのあるお宅やビワ農園でも分けてもらっても良いと思います。

次回は「心と身体のつながり」を実感したエピソードをご紹介します。