アクエリアス時代の主流になる「エソテリック・ヒーリング」とは? PART.8

今月、東京で行っているテーマの「エーテル体」については、前回・前々回で簡単にご紹介しました。そこで書いた内容に関しては、ヒーリングなどに携わられている方は、すでにご存じのことが多かったかもしれませんが、学び始められた方のために、もう少し、説明させていただきましょう。

私たち人間は、肉体以外にも幾層もの見えない身体をもっているといわれています。
通常それを粗雑な質料でできている順に、肉体の次がエーテル体、アストラル体、メンタル体、コーザル体(魂体)……とされています。
今では、スピリチュアルな世界で一般的に使われるようになったこれらの言葉、その源は、神智学~アリス・ベイリーによって使われたものが欧米で普及し、日本でも使われるようになったことは、意外と知られていないと思います。

さて、前回書いたように、私たちの住む太陽系宇宙は7つの界層(物質界・アストラル界・メンタル界・ブッディ界・アートマ界・モナド界・ロゴス界)からできていますが、昨日書いたように、そうなると物質界の身体である肉体と、アストラル界の身体であるアストラル体に挟まれたエーテル体は、どこの界層に属する身体なのか? という疑問が出てきます。
エーテル界という界層があれば話はスッキリするのですが、残念ながら、ないのです。となると、困りましたねぇ……

そこで、各界層の中を、さらに細かく調べてみることにします。そうすると、1つの界層はさらに、7つの“亜層”といわれるものに細分化されていることが分かってきます。この宇宙は、とても数学的に規則正しくできていて、7進法(もっと簡単に捉えると、3進法)で展開していくようなのです。その美しさは、水晶や宝石の結晶構造を思わせるもので、宇宙を作った神様の完璧な設計図を感じさせます。

それで、物質界層について具体的に見てみると、7つの亜層は下から順に、固体・液体・気体と、日常生活あるいは通常の科学によって把握できている3つの層がまずありますが、その上の4つの層は何かというと、これが4つのエーテル亜層といわれるものなのです。

普通の人のエーテル体を構成しているのは、この4つのエーテル亜層の質料だったのです。ということは、物質界層には、目に見える肉体と通常は目に見えないエーテル体という、2つの身体がある、ということになります。

エーテル体は普通の人には目に見えない、といっても、訓練すれば、誰にでも見れるようになる、と言われています。というのは、物質界の身体であるため、私たちのもっている目は、それを見る機能が備わっているためです。
これが、アストラル体やメンタル体を見るということとは根本的に異なる点です。それらの身体は物質界ではない別の界層にあるため、それを見るためには霊能力が必要で、そのためにはそういった世界を見るための器官となるチャクラを開かなければなりません。そして、これは健全な状態では誰にでもできることではなく、無理な努力をして開くことは危険が伴い、決して勧められることではありません。

それに対して、エーテル体を見ることは霊能力ではなく、英語を話すのと同じよう、努力すれば誰にでもできるわけです。
では、その結果として、どのようなものが見えてくるかというと、肉体の周囲を覆うような形で薄く取り巻いているハッキリとした輪郭のエーテル体の他に、大きさや形・色は人によって違いますが、もっと外側まで幾層にもわたって段々ぼんやりとなりながら広がっているオーラの層、さらにはチャクラや、中国医学で使う経絡の流れまで見えるようになる、という人も時々いるようです。

こういったものは、4つのエーテル亜層に存在するものだったのです。そのため、いくら肉体を解剖しても、その存在はつかめなかったのですが、エーテル体やエーテル亜層を見る能力が一般化してくると、科学的な器械では検出・計測できなくても、それが存在することは当たり前の事実として、受け入れられるようになっていきます。
それは、今の一般常識を変え、そして科学を変えていく、という重要な力になりえます。

そして、特にヒーリングや医療においては、前々回に書いたように、このエーテル体を扱うことが根本治療への道を開きますから、ヒーラーを目指す人にとっては決定的に重要な力になっていくことでしょう。

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