本当のセックスは心も体も美しいエネルギーにするもの

今、世の中では、セックスレス・カップルが増え続けているといいます。それも、体力的に落ち着いてくる中高年世代だけでなく、性的に活発なはずの若者世代でも急増しているのが見逃せません。

こういう場合、セックスという行為が「喜び」ではなく、色々な意味で「苦痛」になっているのですね。本来は男女を結びつけるための行為が、逆のものになっているわけです。

例えば、男性がセックスをしたくない大きな理由といえば、
①疲れるから。
②妻に対してはイヤらしい気分になれないから。

女性にとっての理由は、
①肉体的に苦痛だから。
②男性の欲望のために利用されている気分になるから。

こうなったのは、多くの人の意識の中に、セックスはイヤらしいもの・恥ずかしいものというイメージが刷り込まれていることが大きな原因です。
長い歴史の中で、世の中では性的なことを「下半身の問題」と言って、その人の人格とは切り離して考える習慣が根付いてきました。
そんな風に、性的な触れ合いのことを肉体の欲望の次元で考えていると、つらくなってくるのです。

本当はセックスというのは、肉体だけでなく、肉体と重なってある、オーラとも呼ばれたりする見えないエネルギー状の体が融け合い、交流するものなのです。
全身全霊が融け合う意識で交わされる愛の営みは、お互いを疲れさせる代わりに、心と体の緊張をゆるめてリラックスさせ、逆に疲れを癒す働きをします。

性エネルギーは、確かに私達のセクシャルな欲求を刺激しますが、セクシャルな行為のためだけにあるのではありません。
実は、色恋を超えた人類愛も、世の中で仕事を成し遂げる活力や、芸術的な作品を産み出す力、スピリチュアルな感覚を拓く力までも、すべて性エネルギーの働きによるものなのです。
つまり、性エネルギーとは生命エネルギーと同じもの。
誰かと性エネルギーを通わすことは、命のエネルギーの交流をしているということなのです。

だからこそ、性の相手は、慎重に選ぶ必要があります。
その人は、自分にとってエネルギーがなじむと感じられる相手でしょうか?
自分を偽らずに素直に託せる相手でしょうか?
そうでなければ、時期を待った方がいいかもしれません。

本当の命の交流と呼べる愛の営みは、お互いの心身に新たな命を吹き込んで浄化し、生命力を再生するような働きをします。肉体もオーラも、その人らしい美しさで輝くようになってきます。
そのためには、女性も男性も、性を肉体の欲望だけの次元でとらえるのではなく、エネルギーの交流という意識を育てることが大切です。

 

◎性の本当の大切さがわかる本
『なぜ性の真実「セクシャルパワー」は封印され続けるのか』(ヒカルランド)

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http://www.takeit-easy.net/workshop/cat62/post-34.html

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