『運命鑑定士』が教える!「引き寄せの法則~21世紀の錬金術~」とは?

錬金術という言葉を聞いた事があると思います。少年漫画などでも一時ブームになった言葉だと思います。
たとえば卑金属を貴金属に変えたり、水をお酒に変えたり、そんなイメージがあると思います。つまり錬金術とは簡単に言うと、ソレとは違う何かを物質変化させるということです。不老不死の薬を作るとか、そのような研究をしていた人もいたようです。

錬金術は、化学の元になった学問です。中学校や高校で化学反応の勉強をした事があると思うのですが、それをもう少し魔法がかった解釈をするというかそう言った感じです。
フロイトの弟子であるユングも錬金術に興味を持っていたと言う説もあります。昔の話ですので、魔法と科学の境界線も今ほど概念化していなかったのかもしれません。
もっともスピリチュアル的概念(魔法含む)と科学という概念の境界線は、まだまだ未知の領域で、実は同じ物かもしれませんし、違うものかもしれないので、それは学者さんたちに委ねたいと思います。
現代では比喩として錬金術という言葉が使われる事もありますよね。分かりやすい例で言えば株が一気に値上がって億万長者になったとかそんな感じです。著しい金銭的な利益がある事を指して使ったりしますよね。
突然ですが、あなたは錬金術というと「等価交換」という言葉が浮かんできたりしませんか。理科の教科書風に言うなら質量保存の法則に当たる言葉です。つまり、それ以上でもなければそれ以下でもないということです。
錬金術の醍醐味は、理屈では等価交換と言いつつ、はやりそれ以上の価値のある物を生みだしたいと言うのが本音ではないでしょうか。そうでないならそもそも錬金術を研究する必要性が無いと思うのです。

ここからが特に重要なので一緒に真剣に考えてみて下さい。僕の提唱している『21世紀の錬金術』のゴールは、ずばり付加価値です。等価交換ではありません。もし、これが実現可能ならあなたの人生はより良くなると思います。
300円のケーキをイメージしてください。賞味期限も切れていませんし、新鮮です。イチゴがとっても美味しそうです。このケーキを自分で買いました。当然300円です。次に憧れの人が同じケーキをくれたイメージをしてみて下さい。そして価値を考えてみて下さい。金額的には300円ですが、それだけでしょうか。自分で買うより、憧れの人に貰ったら何倍も嬉しくありませんか。商品価値が自分の中で大きく跳ね上がりませんか。もしかしたら味覚までプラスアルファされた気になりませんか。お礼をする時、嬉しすぎて300円より高い物を思わず買ってしまったりしたくなりませんか。
実は人間を介すと、物や事の価値というのは必ずしも等価交換の概念だけでは回らないのです。感情が加わることで、物質的な価値だけが価値ではないと言う事なのです。

逆に考えてみて下さい。もし、みんながあなたの事を大好きだったり尊敬していたら。あなたが発した言葉、行動、功績、プレゼントした物、すべてに付加価値がつくのです。お金だけの話ではありません。人と同じ事をしても、その度に付加価値がついてくるのです。
そうなると、『引き寄せの法則』の作用がはたらき、等価交換ではない作用が練成されるのです。
もしあなたが会社員で社長や大株主にものすごく好かれていたら。アッという間に出世するかもしれません。給料やボーナスが増えるかもしれません。
もしあなたが尊敬されていたとしたら。道端で子供が転んでいるのを助けただけで、聖人のように思われるかもしれません。
気になる彼がいたとするなら、他の仲間たちと同じような(内容の価値の)発言をしても、あなたの言葉が何故だか可愛らしく響くかもしれません。
そこで賢いあなたは疑問に思ったと思います。「でも、それって私に価値(魅力)があるのが前提でしょ。そうじゃない場合は、どうやって私の価値を上げるの?」と。
簡単です。先に与える事です。「あげたら損をする」という価値観を今すぐ捨てて下さい。友達に食事を奢ってあげたら損をする。困っている人を助けたら、依存してくるか、自分も厄介事に巻き込まれるだけでメリットが無い。そういう考えは早急に改善して下さい。

「○○して貰ったから、△△してあげよう。それ以外は損だ」というのは、古い錬金術(等価交換)です。21世紀の錬金術は魔法の薬や化学薬品で練成するのではありません。呪文もなければ魔法陣もいりません。ビーカーや試験管も不要です。「想い遣りの心」を少しで良いので入れてみて下さい。損得勘定ではなく、とにかくギブの精神です。
これを続けたら、気がついたら何にも代えがたい宝物に囲まれているかもしれません。

★バックナンバーはコチラ