中国の人ってどういうことを考えてどんな恋愛をしているんだろう?「2012年東京・中国映画週間~新恋愛時代~」開催!

トリニティWEBでは先日「中国映画の全貌2012」をご紹介いたしましたが、今回はもう一つ別の角度から現在の中国を見つめる映画特集のご案内です。

奇しくも日中関係が尖閣諸島問題などで政治的に難しい局面を迎える今。「中国の人ってどういうことを考えているんだろう?」そんな疑問をもった方も多いのではないでしょうか。

そんな方はこの映画特集で、様々な中国の恋愛映画を観てみませんか?

「2012年東京・中国映画週間」のテーマは「新恋愛時代」。失恋、一途に想う愛、略奪愛、職場恋愛、人と妖魔の愛、純愛。台湾と北京の恋、香港と蘇州の恋、そして日中合作の恋愛ストーリー。今までの中国映画にはなかった多くの恋愛映画が登場します。また、今回の映画特集には、もう一つ明確な特徴があります。香港、台湾の映画や俳優による作品、ハリウッド映画のリメイク、日本と中国の混成スタッフによる作品。つまり、国や地域を越えた作品が多いということ。このことが中国映画に新しい風を吹き込み、中国の高度成長期に生きる人々の喜怒哀楽を照らしています。

古い封建的なイメージ、デモに象徴される激しいイメージ。ある意味、重苦しいイメージを中国映画に抱いている方も多いかもしれませんが、この映画特集で紹介される新しい恋愛映画の数々は、そんなイメージを払しょくする作品ばかりです。様々な問題で中国に注目が集まる2012年の今だからこそ、観てみるのも良いかもしれません。

~上映作品より、編集部おススメ作品を2本ご紹介します~
■『失恋の33日』
監督:テン・ホァタオ 出演:バイ・バイホ,ウェン・チャン,チャン・ズーシュアン (2011年/中国/110分)
現代中国の若者たちの恋愛感を繊細かつユーモラスに描いた傑作。中国で話題となったネット小説を映画化し、中国の恋愛映画史に新たな1ページを加えた作品。

    
Copyright (c) China Film Week in Tokyo 2012 All Rights Reserved.

■『独身の行方』
監督:ジョニー・トー 出演:カオ・ユァンユァン,ダニエル・ウー,ルイス・クー(2011年/香港/115分)
ノワール映画で有名な監督ですが、ラブコメディのセンスもすばらしい!中国から香港に転勤した女性が、元カレと新たに現れた男性との間で三角関係に。香港の金融街を舞台に繰り広げられる熾烈な恋の争奪戦を描いた作品。
   
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▼2012東京・中国映画週間
期間:2012年10月20日(土)~25日(木)
会場:ヒューマントラストシネマ渋谷
※上映スケジュール・チケット情報は下記公式サイトまで
http://www.ttcg.jp/human_shibuya  

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