「宿命」は変えられない~なぜ、今の誕生日を選んで生まれて来たのか PART.13

生まれ変わりの経験の多い少ないによって、魂の年齢は異なる

ご先祖、両親、そして、地上に何も纏わない裸で生まれ、どの人も同様に感じられます。
しかし、仏教的観点から見ると、何度も生まれ変わる間に魂には年齢があり、魂を研鑽していると考えられています。

わたし達はこの地上でいろいろな経験を通じて、成長し、進化を続けています。
ひとつの魂のプロセスを済ませ、また、次の成長段階へとシフトして行きます。

魂によっては、生まれ変わる前に決意したことを忘れてしまい、目的を果たすどころか、悪行を積んでしまい、何度も同じ目的を全うするまで繰り返し、生まれ変わって来ます。

例えで言えば、ゲームである一定のポイントを貯めるまでは、次のゲームができないような感じでしょう。
また、他の例えで言えば、この地球には幼稚園生の魂、小学生の魂、中学生の魂、高校生の魂、大学生の魂、大学院生の魂……。

新しい魂から古い魂の人たちが共同生活をしています。
何度も、何度も生まれ変わるたびに、容姿も名前も自分が選んで来ています。

ときとして、五体満足でない肉体として生まれ変わることもあります。それにも深い意味があります。古い魂ほど、過酷で辛い経験から人生が始まり、その事で社会的な抑圧を受けたり、迫害されたりしながら、この世に自分を産んだ母、父を恨み、「どうして、自分はこんなに辛い目に遭わないといけないのだ・・・。」「なぜ、生まれて来る必要があったのだ・・・。」「こんなに辛い思いをするなら、産んでくれなど頼んだ覚えはない……。」

しかし、辛い環境に身を置くことで、わたし達は遠い存在である「神」の存在を思い出すのです。

神に祝福されたというギリシャ語の由来から、「キリスト」と呼んでいるヨシュア(ジョシュア)は多くの人々を癒し、治療し、さらに、人を愛することを教えて来て、オリーブ山に磔られてしまいました。

高次元の魂のキリストでさえ、辛い環境を体験しています。
それは、「神」の存在を知る必要があるからです。
魂の年齢が若い人は、何度も、何回も、生まれ変わらないと「神」を信じることが出来ません。
魂の年齢が若い人は、スピリチュアルよりも、他人に見せびらかせる物質を多く持とうと試みることもあるようです。

しかし、魂の年齢が古い人は、物質を沢山保持しても本当に幸せでないことを無意識に知っていますから、それほど関心を示しません。

古い魂の中には、過酷な歴史の中で犯罪などにも関与している人もいるでしょう。

奴隷制が罷り通った時代は、奴隷の家に生まれて来たというだけで、ローマンがエルサレムを支配していた時代には、娯楽としてトラと奴隷が戦い、その奴隷がかみ殺されても当たり前の時代を体験した魂などは古い魂でしょう。

そんな魂は、罪を犯すとその重い責任を霊界に還ると痛いほど自分の犯した罪で苦しむ人の映像を見せられますので、できるだけ悪いことをしないで他人を幸せにすることで罪の償いになるカルマを背負い、地上に生まれ変わることもあります。

犯罪などの行為を繰り返す人は、「気づき」を得ることができないのか、もしくは、若い魂で、転生経験が少ないため、やってはいけないことへの分別がつかないため、自分の行為が自分や周囲、社会にどのような結果をもたらすかを理解できないため、犯罪に手を染めることもあると言えるでしょう。

どんな魂も向かう場所は同じです。

わたし達はみんながそれぞれ違った魂の成長段階の途中にあり、それぞれ、生まれ変わる度に、課題を持ち、その課題を全うすることを宇宙と約束して来ています。

でも、忘れていけません。

どんな環境に生まれようとも、この水がめ座の時代は「自由意思」を尊重できる幸運な時代とも言えます。

耐え難い苦痛、試練も宇宙とあなたが設定して来ています。

あらゆる人生の試練は高ければ、高いほど、あなたは神さまに愛されていることを忘れてはいけません。

また、魂を持って地上で生きるすべての人に守護霊(スピリチュアル・ガイド)が付き添ってくれています。

あなたが現世での約束に向かって、進むときはスピリチュアルワールドより応援してくれています。

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