肉好きのアナタも台湾ならベジタリアンになれるかも!! ~台湾素食~

マクロビ、ローフード、精進料理など、ヘルシー食に関してはさまざまなスタイルがありますよね。マクロビはカフェも増えていて、デリなども気軽に買えるようになりました。「私は肉食!」という方でも、ちょっと今日はヘルシーにいきたいな、と思う時には手にとっているのではないでしょうか。

世界のなかで、菜食主義が最も多いのがインド。国民の60%が菜食主義だと言われています。その理由はもちろん宗教です。イスラム教はコーランが生活の基盤であり、そのなかには厳しい食の掟があり、定期的なラマダンもお馴染みですね。ロハスやオーガニックの先進国アメリカの菜食主義率は約5%。思っていたよりも少ない気もしますね。ちなみに日本の菜食主義者率はその5%にも満たないそうです。

今回ご紹介するのは、隠れた菜食主義天国・台湾です。実は台湾は国民の1割が菜食主義者であり、街には台湾の菜食主義を示す「素食」と「卍」を掲げるお店がたくさんあります。

台湾の素食は、肉や鳥、魚を使わないほかに、「五葷(ごくん)」と呼ばれ、五臓によくないとされるネギ、にんにく、にら、らっきょうなどを一切使いません。

そう聞くと、日本の精進料理やマクロビのように比較的質素なものをイメージしそうですが、いえいえ。台湾の素食は、中華料理の味付けをもとにしていてボリュームも満点。豪華なのです。

日本にも台湾素食が食べられるお店が増えてきました。台湾素食の食材通販なども行う「健福」さんは、日本における台湾素食の老舗。六本木店でランチをいただいてきました。

写真上は、麻辣麺。たっぷりのゴマ風味とピリ辛具合が絶品です。肉そぼろのように乗っているのは大豆ミート。

写真下のチャーハンは、シャキッと炒められた野菜がおいしく。本物のハムのようにジューシーな大豆ハムがたっぷり。

そう、台湾素食の魅力は「もどき食品」なのです。お肉は鳥、牛、豚、お魚も刺身まで再現するというもどき技術! いただいた大豆ミートのそぼろも、肉と見まごう触感が再現されていました。野菜のほか、大豆たんぱく、グルテン、ゆば、自家製こんにゃくなどを駆使し、本物そっくりにつくられたお味は本格中華そのもの。量もバッチリで、男性や肉食女子でも満足間違いナシです。

食後には、胃に優しいケツメイシのお茶が出てきたり、さすが医食同源を極める台湾素食。心はしっかり満足するけど、体には優しいおいしさを楽しんでみてください。


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こちらもまた、とめどなく欲しいものいっぱい!です。

健福 http://www.nakaichifoods.co.jp/