本当は好きなのに、つい彼の気持ちが不安になって試すようなことを言ってしまったり、怒ったり責めたり、泣きついたり……。感情をコントロールして、素直な気持ちを伝えるようになるには?
マッシュルーム(きのこ類)
キノコ類は地球上で最も宇宙エネルギーを秘めたパワーフードと言われる説があります。
マッシュルームと聞くと、イギリスの絵本にかわいい妖精がカラフルなキノコに座っていたり、妖精が魔法を使うときの背景にはキノコが見受けられます。
童話の白雪姫が魔女のリンゴを食べて倒れた後に、小人たちが登場するがキノコが描かれている絵本もあります。
カラフルなキノコはステンドグラスのようにキラキラしています。
そんなマッシュルームの由来は、古代ギリシャ。
余談ですが、私たち日本人は「ギリシャ」と言っていますが、ギリシャ人に「ギリシャ」は通用しません。
(英名は、GRRECE:グリース)
私たちが使っている「ギリシャ」は、ラテン語の「ギレクア」が訛って「ギリシャ」になっているそうです。
そのギレクアはグラエキ族がペロポネソス半島に住んでいた人たちで「名誉の人、高地の人」の名が語源とされているようですが、ギリシャ語でギリシャ共和国は「エリニキ」と言っています。
古代ギリシャの時代から食されていたと言われる歴史の古いきのこ。
17世紀頃にフランスなどで人口栽培をするようになったと言われています。この人口栽培はパリ郊外のメロン栽培に使われて厩肥(うまやごえ)で自生しているのが発見されたことがきっかけのようです。
日本にマッシュルームが持ち込まれたのは、明治時代中頃からです。そして、キノコ栽培の父とよばれた森本彦三郎さんがアメリカで研修を受け、マッシュルームの栽培を成功させたことで、私たちは気軽にマッシュルームを食べられるようになりました。
マッシュルームだけではなく、キノコはどこの国でも食されていたようです。
ギリシャの隣の国で女神アフロディーテの生まれた国キプロスではりんごも収穫できますが、なんとマツタケも収穫できるのです。松の木が多いので、辺りを見渡すと大概見つかります。
しかし、大量にあると人間というのは貴重価値に思わない、また、日本のような風味があるものを美味しいと思う人種ではないらしいキプロス人です。
ですから、土瓶蒸しではなく、マツタケの酢漬けを貰うことも多いです。
キプロス辺りだと赤いキノコが貴重らしく、収穫時期になるとバードハンターたちがマッシュルームハンターになり、赤いキノコを探し求めている姿を山に行くと見かけます。
キノコには毒性の強いものもあって、素人がキノコ狩りをするのは大変危険極なので、普通にスーパーに並んでいるきのこで十分にパワーフードとして活用して下さい。
わたしの父は健康オタクだったのか、流行り物が好きだったのか、しいたけを栽培させて毎日、しいたけ料理を食べていました。シドニーから実家に帰ると日本で流行っている食材が分かると思うほど、ほかにもゴーヤだったり、もずく、リンゴ酢、バナナ、キムチ……。
しいたけはベジタリアンにとっては栄養たっぷり食材です。ビタミンB1,B2,各種のアミノ酸を含んでいます。シンプルにガーリックとオリーブオイルで炒めるだけでも最高に美味しい。最後にレモンをたっぷりかけて食べるのがわたしのマイブーム。最近、何にでもレモン汁をかけて食べるので、キプロスの人たちから、「カズコはキプロス人だね~」と言われています。地中海料理のイメージはトマト、オリーブオイル。そして、わたしはレモン。醤油感覚で使っています。
次回は彼に素直な気持ちを伝えるための、マッシュルームレシピをご紹介します。
~つづく~
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