「宿命」は変えられない~なぜ、今の誕生日を選んで生まれて来たのか PART.8

カルマメイト、ソウルメイトは過去生でも、現世でもつながっている。
初対面でも何となく遠い昔、会ったことがあるような懐かしく親しみを感じる人と出会うことがあるかもしれません。

運命的な感覚で引き寄せられ親しみを感じる反面、付き合いが進むに連れて不快な出来事や協調できないと思う気持ちになる場合は、その人との関係は「カルマメイト」である可能性が高いです。

カルマメイトは、過去生のどこかで相手を傷つけてしまい、現世にて「マイナスのカルマ」の清算をしなければならない関係のある人のことです。
出合った瞬間に相手に惹きつけられて恋に落ちてしまう場合、誰が反対しようと相手の言葉以外が耳に入らない場合、強烈な印象を受けてしまう場合、過去生にて繰越の「宿題」を残したまま別れ、現世に生まれ変わり魂が思い出している証です。

カルマメイトとはすぐに親密になりやすく、それぞれの魂が過去の付き合いを覚えているため、知り合って間もなくても、進展しやすい関係です。
相手から負わされた「心の傷」を背負って現世に生まれているものの、現世での出会いはお互いにとっては過去を水に流して、新たな関係をスタートするチャンスなのです。
お互いが新しく築き上げる関係が公平であれば、お互いにとって確かな繋がりが支えになります。
それに対してソウルメイトは、わたし達が地上に生まれたとき未浄化な部分を補ってくれる人です。
ソウルメイトの場合は、過去生でもどこかで深く関係を持っていて、現世での再会できるように相手に大切な鍵(キー)の役目を託していることが多いようです。

ですから、ソウルメイトと付き合うことは自分の宝物を返してもらうことができる気分になることが多いので、付き合いながら遠い過去生で相手に「今度、生まれ変わるときにこの時期にあなたと会うこと、そして、会ってしばらくして何かわたしに辛いことや人生のイベントを通じて自信がないときには、必ず、その宝物をプレゼントして欲しい、お願いします。」と伝えています。
その宝物は愛ある言葉だったり、辛いときに側にいてくれたり、抱きしめてくれたり、援助してくれたり……。
あなたが相手に託して来たものは、人それぞれ異なるが大切にソウルメイトに預けて来ていることでしょう。
それを返してもらうとき、あなたは初めて自分が自分に戻れる不思議な喜びを感じることができるでしょう。
自分がなぜその体験を通過しなければならないのか、分かったとき、生まれて来る前に自己に約束して来たことを思い出してパワーアップすることができるのも、そのソウルメイトがあなたの側にいてくれるからです。

そして、あなたはソウルメイトが返してくれた宝物を、今度はソウルメイトに無償の愛で相手に返すことで、相手を支えあうようになって行きます。
恋愛、そして、人生の最大のイベントの結婚を決めるとき、その相手がソウルメイトなのか、それとも、カルマメイトなのか見極めなければなりません。
もし、あなたが出会った人の行動や言葉遣い、価値観が理解出来ない場合は、その人はあなたの真のパートナーにはなれないでしょう。

パートナー探しは、自分の外見の好みや条件が合うかではなく、二人の心が調和できるかどうかにあります。
たとえば、自分の理想とは全く異なるが、一緒にいるとなぜか幸せな気分になれる人、そんな人に出会ったときは、あなたの心の直感を信じて行動しましょう。
そんな人に会うとあなたはあなたの魂がピッカと光り始めます。
いつもは興味がないサークルやイベントの誘いも、その人が参加する可能性があるから、友人からその情報を聞くと心が躍る思いをしたり、ワクワクしたりする場合は、あなたの魂が求めている人と会う予感の兆候だったりします。

一人の人生の中で、深い関係になる異性はそれほどたくさんいることはないでしょう。
だからこそ、ワクワクする相手と出会ったことに感謝し、身も心も分かち合ってともに生きていく相手を選ぶのは慎重にした方が良いでしょう。

世界中、相性が悪いにもかかわらずに何十年も結婚生活をしている夫婦も少なからずいます。
しかし、相性の悪い相手が家族や親族者だった場合は、それがどれほど不愉快であったとしても、その相手との間には解消すべきカルマが用意されて生まれ変わって来ています。
誰かに強く惹きつけられるとき、長年の自分の思いが強く作用すると、その相手こそが「運命の赤い糸」だと思い込んでしまうことでしょう。
しかし付き合いが進むに連れて、「何かが違う」「こんな人だと思わなかった」「なぜか分からないがしっくりこない」と思うことがある場合は、カルマメイトの可能性が高いでしょう。
ですから、結婚することで相手とぶっかりあったり、喧嘩したりして、人によっては自滅する方向で「自分さえ我慢すれば」と思う人もいれば、奮闘する方向で「わたしが相手を変えてあげなければ、誰が相手を変えることができるのか。」と努力しようとする人もいるでしょう。
しかし、相手を自分の好みのタイプに変えることは出来ません。
その人自身が気づき、自分を変えたいと願うときが来るまでは、どんなに大金を使おうと第三者の偉い人に説教して貰っても変わらないでしょう。
もしも、誰かと親密にお付き合いを始めたり、すでに結婚していて相手を変えようとしている「自分」に気づくことがあれば、カルマメイトの確率が高いので、現世にてカルマの清算をする約束をしている事柄があるでしょう。
すでに結婚している場合で離婚する意志がない場合は、二人の関係が望ましい方向へ進むためにも自分の感情を分析してみるのも良いでしょう。
しかし、まだ、恋愛期間で結婚する前であれば、「この人ではない」と思う気持ちが少しでもある場合は、上手く結婚までスムーズに進まないことがあります。
また、冷静になる機会を設けて貰うためにお互いの心の悲鳴をぶつけ合い、別離することもあるでしょう。
ずっと先に四苦八苦するよりも、自分の直感を大事にして下さい。
もしかしたら、「この人でない」と思う気持ちが強くて世間体を気に過ぎて、自分の心を無理矢理決まった箱にねじ込まないで下さい。
自分の心の囁きに耳を傾けて下さい。

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