すべての人はカルマのバランスを取るために
成長するために生まれて来ます
「カルマのバランスを取る」とは、過去生で完了できなかったことを完了したり、学ばなかったことを学んだりすることです。
過去生で、他人を苦しめた人は、現世で同じような境遇に遭う事もあります。
そこで、生まれる誕生日をどの日に設定するかによって、そのカルマのバランスを取る為に、親、兄弟などをその人生の配役として選んで生まれてきます。
生まれる時は、過去生で学べなかった時代のものに近い名前を、時空を超えて選んで来ています。 誕生日も自分で選んで来ていますが、名前も自分が目的とした生き方ができるように、その名前が付けられています。
「カズコ」という私の名前
私と両親の関係は、現世ではそれほど深くありません。
一番深く関わって現世に生まれ変わった人物は、性格も顔も全く似ていない兄です。
兄が日本に生まれ変わることを決めたので、兄との縁にて生まれ変わることになりました。
私の名前を決めたのも兄です。
決めるときには10個以上の名前があげられたようですが、父や母よりも5歳の子供の兄が目隠しをして畳みにカルタのように広げたなかから一枚、手に取った紙に「カズコ」と書いてあったのです。親戚の者には、似たような名前さえもいません。
昨年、父が亡くなったときに、「二人だけのお通夜をしたい」と兄が願い出ました。
幼少時代から今に至るまで話している間は、兄は父との間に深い因縁を前世から克服することなく、現世でも苦しんだ、というような話を繰り返し、辛い思い出を語っていました。
わたし自身は、父には可愛がって育てられたので、兄の憎愛的な心の苦しみを、気持ちでは分かってあげても、私が決めて来た人生ではないので見守ることしかできません。
そんな会話の中で、「前世、現世まではよっちゃん(兄)の因縁にお付き合いしたけど、来世はしばらくこの地球に生まれ変わりたくないからね……」と私が言うと、「そんなこと言わずに、また、生まれて一緒に兄妹になってよ……」と言っていました。
私は「考えておくね。」と答えました。
兄自身は私よりも高尚な才能を持っていますが、現世では普通に生きることを選んだために、才能が後退しているようにも思えます。でも、それも兄自身の人生です。
~つづく~