「キレる○○」といったら何をイメージしますか？
以前は「キレる」といえば「子供」を思い浮かべる人が多かったと思います。
しかし、近年では少し状況が変わってきたようです。なんと、「キレる高齢者」が増えてきているそうです。

「みんながキレている社会」なんて、想像しただけでネガティブな気持ちになりますよね。
それらには様々な要因があると思いますが、一因として考えられるのは、自然とのつながりが希薄になっているからだと思います。

私はカラーセラピストなので、色を通じて考えてみたいと思います。
私が注目しているのは「茶色」です。
茶色は大地の色です。
多くの生き物は大地の上で生きています。
樹木の色、動物の毛の色などもそうですよね。
野菜や果物もまさに大地の恵みです。

昔の子供は、当たり前のように大地を駆けまわって遊んでいました。
自分の目で見た訳ではありませんが、その子たちは「キレる子供」の世代ではなかったと思います。

ではそれらの秘密を一緒に解き明かして見ましょう。
「茶色」の効果とは一体何でしょうか？

茶色は心と身体を穏やかにしてくれる色です。
大地や樹木を見たときのあなた自身をイメージしてください。
何か温かいぬくもりを感じますよね。
心穏やかで優しい気持ちです。
まさに茶色とは「ぬくもりの色」なのです。
他にも、茶色は「安定」「穏やか」「落ち着いた」色でもあります。
これらをトータルして考えてみると、まさに茶色は「キレさせない」効果があるのです。

時代の発展とともに、私たちは自然との関わりが希薄になってきました。
その関わりとは、カラーとの関わりも少なからず影響しているのです。

普段、あまり色を意識することは無いかもしれませんが、私にはこれがとても重要なことに思えるのです。
都会に住んでいる人は、自然との関わりが少ないかもしれませんが、そんな時は、せめて茶色のカラーを生活に取り入れてみることをお勧めします。
私たちが、心豊かで平和で幸せに暮らしていけるために……。