幸福の国のブータン便り・第10稿「さ」~「サロン」編

ブータンはさわやかな風がいまごろ心地いいだろうな……そろそろブータンへ行こうかな……と。
さて、雑誌Trinityは癒しがテーマ。ブータンの現代っ子、特に女性はどんなことで癒されているんでしょうか?
それを今回は美容といった面からお伝えしたいと思います。


ブータン様式で近年スパなども併設しています
ホテルのオーナーと

まず、「ブータンに美容室やサロンはあるの?」といったご質問から。
「はい、もちろんあります」

近年は旅行者用だったホテルのサロンをブータンの女の子たちも利用するようになっています。特に首都に暮らす子たちは美に敏感!もちろんブータンで販売されている化粧品のほとんどはタイかインドからの輸入品。私の友達なんかはフライトアテンダントの友人に頼み、バンコクなどで化粧品を毎回仕入れてきてもらっているのが普通です。日本のお化粧品は大人気でいつもお土産に持っていきます。

ブータンでは私もスパに通いました。女性だもの、やっぱりそういった場所は好きですよね!
都会っ子たちのたまり場になっていたホテルのサロンへは毎週のように通いました・・・というのは、学校がないとき都会にいても、車があれば一時間で首都は一周できてしまうような広さなので、みんなこういったスパやカフェについつい集まってしまいます。

お値段はホテルのヘッドスパでも2時間300円(ローカルプライス:値段に現地の人への価格と外国人の価格があります。外国人は倍ぐらい)、フェイシャル、ボディも2時間400円ぐらいです。もっとローカルなネイルサロンなどへ行くと、200円ぐらいでケアとマニキュアが受けられます。


首都にある複合ジム。スパ、ヨガ、タイボクシング、プールといった施設が完備されています。都会っ子たちは男女ともに毎週せっせとエクセサイズに励んでいます

この価格、公務員の30歳のお給料が200ドルとすれば日本と同じぐらいの価格感覚だと思いますが、首都のいわゆるお金持ちの女の子たちのたまり場になっているのも事実。ここで話される話題が、首都の話題全部!というような雰囲気なのも、なんだかブータンの違う一面を見れて楽しいものです。そう、ブータン人は本当に話好き。話すと止まらなくなり、私なんかは、ついつい眠くなって、すぐに笑われてしまいます。娯楽がないブータンではすべての人が知り合いのようなもの、人のうわさ話というのが娯楽の一つなんです。結構疲れます(笑)。


ブータンのスパ。サウナなどの施設も完備 

最近は外国人観光客のためのスパを併設したホテルも続々誕生しました。次回は体験してみたいと思います。
またブータンっ子は美容のため、ジムにも通っています。大きな複合ジムができて、そんな中でエクセサイズに励んでいると、もうそこがブータンなのか日本なのか分からなくなってきます。本当にブータン人と日本人はよく似ていますし、それほど施設が充実しています。
ブータンに訪れた際は是非、サロン体験し、また別の世界の癒しを体験してみてはいかがでしょうか?

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