セドナから愛をこめて「アイル・グラハムの光日記」 第12回

セドナの紅葉のシーズンとなった。

セドナの中心を流れる小川(オーククリーク)にそって、赤・黄色・茶色が織りなす木々のカーペットができている。

秋の気配を感じるこのとき、自分のハートと深く関わる場所を訪れるのは、まさにグッドチョイス。

■セドナのボルッテクス(強力なエナジーが大地から渦巻き状に出ている)の一つに、「シュガー・ローフ・ロック」がある。

日本語の意味はお砂糖のかたまりの岩。その名のとおり、とても甘くてやさしい女性的なエナジーで、人間のハートチャクラに作用する。

シュガーローフのちょうど真向かいには、「コーヒーポット・ロック」がある。コーヒーと砂糖の洒落た組み合わせのネーミングだ。

15年くらい前に、私が最初にセドナを訪れたとき、この町の人々は、口をそろえて、コーヒーポットロックの上空にUFOがよく飛ぶと言っていた。
そのときは私は見ることはできなかったが……。

最近では、カセドラルロックの上空とベルロックの上空が頻繁にUFOが目撃される場所となっている。私もこの二カ所ではたびたび目撃している。
宇宙人たちもその時に応じて、ボルテックスの好みが変わるのだろうか……(笑)

 

■シュガーローフをハイキングするときは、自分のハートに意識を向けながら、できるだけ胸を広げて、太陽の光をいっぱい吸収して、深呼吸をしながら登る。

やさしいエナジーがハートの深いところにやわらかく浸透していき、ハートが開いていくのが感じられる。強い波動で無理矢理というわけではなくジワジワと作用していく感じ。
自分のハートの深いところにある「愛」・「無条件の愛」とつながっていく。
ハートの表面についている、「情け」をベースにした「愛情」は、削ぎ落とされて行く。「愛情」から「愛」へ。

「愛」の関係は、とてもシンプル。

なんの「条件」も「期待」もない。ただ魂が望むあり方がそこにあるだけ。

 

■地球も新しく生まれ変わる。

人間も新しく生まれ変わる。

一人ひとりの意識がどんどん変わっていく。この変化のプロセス中は、一人一人の想念や観念が常に変化していくので、他人に焦点を当てていると、まるで裏切られたかのように感じてしまうかもしれない。そして、自分を振り返ると、自分もものすごい早さで自分の内側の感じ方とか考え方が変わっているので、そんなとき、誰かに自分のことをとやかく言われたらカチンッ!ときて、ムカついて、誰も自分のことはわかってくれない・・と思うかもしれない。変化が倍速しているこの時期、他人にも自分にもいちいち判断を下していたら、きりがない。いろいろな気づきを得るチャンスのときに、他人や自分に対しての愚痴披露で終わってしまう。  もったいない、もったいない……。大きなうねりに乗っかって、成長をしているプロセスの中では、他人に対しても、自分に対しても判断はいらない。想像以上にすばらしい最高・最善なる自分に向かって行っていると信じるだけ。この「信じる」がとても大切。
今は、判断するよりも、「絶対に大丈夫」だと信じること。
自分をとにかく信じること。自分を信じていると、他人が言っていることとか、自分の落ち込みとかが、あまり気にならなくなる。他人にも自分にも判断をくださない・・「楽」に生きるというシンプルな生き方が見えてくる。根拠は何もないのに、「全てはうまくいく」と、なぜか深いところで無条件に信じられるようになる。んどん変わって行く。

 

■シュガーローフ・ボルテックスは、自分にとって役に立たない感情とか思いこみのパターンを手放すのを助けてくれる。

魂の進化を促してくれる。「楽」に生きるという灯台の役目になっているのかもしれない。岩の頂上は360度開けていて、日の出から夕日までどの時間帯でも楽しめ、セドナの町を一望できる。麓から頂上まで歩いて20~30分くらいなので、地元の人たちは毎日のエクササイズに登ったりしている。頂上から見る景色は、ほんの少し角度を変えるだけで、まったく違う景色になり、エナジーも変わっていく。自分のお気に入りの方角を向いて、ゆっくりと深呼吸をしながら、心の中にあるものをひとつひとつ手放していく。ひとつ解放するたびに、次の気になる方角が見えてくる。心の変化に素直に乗っかっていく。そんな心の会話を促してくれる、やさしいボルテックス「シュガーローフ」。

セドナの地図にはあまり載っていないので、ぜひ地元の人に聞いて行ってみてくださいね。コーヒーポット通りを入ったところから行けます。いつも素敵な気づきを与えてくれるセドナが大好きです。

 

ありがとうございます。

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